ソフトウエアプロダクトライン開発(SPLE) 再利用の秘訣 ~ バージョン地獄で苦しんでいませんか? ~ 「やっと元バグをつぶしたと思ったらコピー先でバグが進化していた」、「コードを再利用するはずだったのに苦労を再体験してしまった」など、一歩先を行くプログラマーなら誰もが抱えるこの悩み。本質的な解決策はないものか?製品間の差異をバージョンではなくバリエーションと捉えることでバリアント管理という新しいドアが開く。そのための専用ツールの実践的な活用事例を紹介 講演には100名以上の申し込みがあり、お陰様で盛況でした。また講演後に多くの方がブースに来られて様々な思いを聞かせていただきました。その中で特に興味深かったのは、独自にバリアント管理を進めていて、良い市販ツールによる改善に興味を持っている方が多かったことです。ここ数年で取り組み始められた方が多くなってきたという実感を感じることができました
プロダクトライン開発(Product Line Engineering:PLE)では、バリアント管理を通じて、製品系列で共有する資産を体系的に再利用します。これは派生開発で継続して行われる改善や工夫を、上手に情報管理して役立てるということです。そうすることで、複雑さが増大する製品の開発を加速すると同時に、品質が改善され、トレーサビリティが高度に確保でき保守性も向上するなどの相乗効果も得られます。 再利用の秘訣はバージョンとバリアントの混同を避けること プロダクトライン開発では、製品系列内で資産を共通要素と変動要素に分類して開発・管理することで、体系的な再利用を目指します。その秘訣は、製品間の違いである変動要素の管理(バリアント管理)に、バージョン管理ツールを用いないことです。 バージョン地獄 上図は、典型的なバージョン管理から派生されるブランチ/マージのログで、複数の製品が既存システムのク
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