テレビ会がついに禁を破った。宗教団体「幸福の科学」が制作した映画「ファイナル・ジャッジメント」のテレビCMを放送し始めたのだ。 同映画は近未来の世界を扱い、外国に侵略・占領された日本を若者たちが救うというストーリー。日活系の映画館、全国198館で公開され、封切り第1週の興行成績は、邦画部門で4位に食い込んだ。 CMでは派手なアクションシーンが流れ、一見しただけでは宗教団体が制作したものとはわからない。 「goo映画」の評価をみると、全体では41点の低評価にとどまっている。ただ、レビューを入れている人はほとんどが90点以上の高評価を与えており、書き手の偏りは鮮明だ。 これまで幸福の科学が制作し、公開した映画も、封切り初週は信者たちが映画館に足を運ぶため、興行成績の上位に入るが、その後はジリ貧になるものがほとんど。ランクインしても、映画関係のランキング番組などでは無視されるのが通例だった。