冗談じゃない雰囲気で「死にたい」と漏らすブログは、リスカとかと同じで、誰かに助けを求めているところが多分にあると思う。だけど、200日以上前から自殺日のカウントダウンを続けてきた「無への道程」の人には、ちょっと違う印象を受ける。 無への道程の筆者は30台半ばの男性。2009年にスタートした頃はよくあるFXブログで、タイトルも違った。方向転換したのは、東日本大震災まもなくに致命的な損失を出して撤退した直後だ。FXによるセミリタイアを諦めた彼は、職も辞して自殺を決意し、その旨をブログで発表する。すぐにというわけじゃなく、貯金が底を尽きた頃に死のうということだった。それから若干の予定変更を経て、最終的に終わりと設定したのは2012年10月末。その日が来るまで、冒頭に「死ぬまで後●日」と綴るカウントダウン日記をアップするようになった。 自殺の決意を表明したのは2011年6月初旬で、最終更新は201