自民党の二階俊博総務会長や捕鯨議員連盟の議員らが19日、党本部の食堂で鯨肉を使ったカレーや竜田揚げを食べ、日本の調査捕鯨の再開を訴えた。古くから捕鯨の歴史がある和歌山県選出で、「鯨は食生活に欠かすことはできない」とする二階氏の肝いりで、鯨カレーを定番メニューに追加。毎週金曜日には他の鯨料理も出すことになった。 スロベニアで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)総会では、日本の南極海での調査捕鯨再開を事実上2016年以降に先送りするよう求める決議が採択された。日本政府は「決議に法的拘束力はない」(菅義偉官房長官)として、15年から調査捕鯨を再開する姿勢を崩していない。(明楽麻子)