「娘は今でも警察や公園に行きたがらず、ひどく傷ついた。なぜ、警察は男性に勝手に名前や住所を教えたのか」と憤る母親=いずれも8月12日、都内で 東京都内の公園で面識のない男性とトラブルになった南アジア出身の40代の女性が、長女(3つ)と一緒に連行された警察署で不当な任意聴取を受けたうえ、同意なしに名前や住所や携帯番号を男性に漏らされたとして、都公安委員会に苦情を申し出た。代理人の西山温子弁護士は「外国人への差別と偏見に基づいた聴取で、人権侵害であり違法だ」と批判した。
生理の貧困の問題を受け、京都市教育委員会が作成した児童生徒向けのお知らせ。生理用品を保健室で配布していると伝えている 新型コロナウイルスの感染拡大により浮き彫りになった「生理の貧困」。何らかの理由で生理用品の入手が難しいという問題は、子どもたちの学校生活にも影を落としている。 「生理の貧困」が叫ばれるようになって以降、関東などの一部自治体でナプキンを学校のトイレに置く取り組みが始まった。これまでは保健室で渡していたが、生理であることを申告しなければならない児童生徒の羞恥心に配慮したという。一方、京都新聞社が7月下旬に実施した京都府内全自治体への調査では、府内全ての市町村が保健室での対応を続けていた。 「誰もがためらわずに生理用品を手に入れられる態勢が大切」「経済的事情で入手できない子どもたちに優先的に届ける必要がある」。取材を進めると、「生理の貧困」に対する教育現場の捉え方はさまざまで、生
米アップルは8月5日、米国の利用者がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の写真をデータ保管・共有の「iCloud(アイクラウド)」にアップロードする際、児童の性的虐待に関する既存の写真データベースと照合して問題のある写真を特定するシステムを導入すると明らかにした。2020年10月、ニューヨークで撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid) [5日 ロイター] - 米アップルは5日、米国の利用者がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の写真をデータ保管・共有の「iCloud(アイクラウド)」にアップロードする際、児童の性的虐待に関する既存の写真データベースと照合して問題のある写真を特定するシステムを導入すると明らかにした。
性犯罪刑法改正の議論の場で本多平直氏が行ったとされる不適切発言に関して、7月12日、立憲民主党ハラスメント防止対策委員会から調査報告書(以下、報告書)の提出がなされました。 報告書全文ダウンロード この報告書からただちに明らかなのは、検証すべき事実関係が執筆者の持論と切り分けられておらず、肝心の事実関係に関しても正確な記述を欠いていることです。これは論理的に飛躍のある箇所が含まれる点にとどまらず、多数の主語の欠落や文章の破綻にまで至っており、本件の調査報告のずさんさがうかがわれると言わざるを得ません。 報告書本文における個々の瑕疵については、先日発表された詳細な記事『立憲民主党は立憲主義と民主主義を放棄するのか、あるいは本多議員をめぐる報告書の致命的欠陥について 』があるためそちらに譲りますが、この記事では「筆者の主観的な評価と、対象者の言動が全く区別が付けられないまま著述が展開されていく
「福祉×オシャレで世の中を変える」をモットーに、福祉業界で多彩な活躍をする平林景さん。自身が立ち上げた発達障がいのある子どものための放課後等デイサービスを運営する傍ら、2019年には「一般社団法人日本障がい者ファッション協会」を立ち上げ、性別や障がいの有無、年齢にかかわらず全ての人がはけるボトムス「bottom’all(ボトモール)」を開発。自らのSNSでその着こなしを発信し、中にはいいねが7万を超える投稿もあるほど多くのファンを持つ。次なる目標は障がいのある人のパリコレクション進出だと宣言する彼に、福祉業界の既成概念や障がいへの偏見をどんなふうに乗り越えてきたのか、伺った。 「福祉」や「障がい」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。つらそう、暗い、かわいそう……口には出さずとも、そんなイメージを持っている人も多いかもしれない。しかし、自身のデザインした「bottom’all」を
裏地にメッシュ生地が使われた子ども用の水着を着た際に、男性器の皮膚が生地の隙間に挟まってけがをした事故が相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。 国民生活センターによりますと、子ども用の水着の裏地に使われたメッシュ生地に、男性器の皮膚が挟まってけがをしたという事例は、毎年のように報告されていて、この10年ほどで合わせて12件に上り、中には出血したケースや通院が必要になったケースもあったということです。 けがをした子どもの年齢は3歳から13歳までで、水着の種類は競泳用の水着などではなく、いずれもトランクス型の水着でした。 こうした水着の事故をめぐっては、平成22年にメーカーの業界団体が「裏地にメッシュ素材を用いない」などとする独自の安全基準を設けていますが、国民生活センターが、ことし販売実態を調べたところ、インターネット通販でメッシュ生地が使われている商品が複数見つかり
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コラムニストの犬山紙子さんが各界で活躍する女性と、さまざまな問題について語り合う本連載。今回ご登場いただいたのは、公認心理師・臨床心理士の信田さよ子さん。長年DVや親子問題に取り組み、数々のメディアに登場。2021年5月、親子問題を取り上げた「クローズアップ現代」の「親を捨ててもいいですか? 虐待・束縛をこえて」にゲスト出演すると、Twitterでトレンド入りするなど、大きな反響を呼んだ。今回は児童虐待に取り組む犬山さんとDVについて語り合った。 信田 さよ子 NOBUTA Sayoko 公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問、NPO法人RRP研究会代表理事。DV加害者プログラムやAC(アダルトチルドレン)・DⅤ被害者グループカウンセリングを行うなど、多方面で活動。著書に、『加害者は変われるか? DVと虐待をみつめながら』(ちくま文庫)ほか。最新著「家族と国家は共謀する、サ
わずか7歳で命を奪われた本郷優希(ゆき)ちゃん。 母親の本郷由美子さん(55)は、20年前の大阪教育大学附属池田小事件で愛する娘を失いました。 事件直後は、みずから命を絶とうとも考えたという本郷さん。そんな中で知った「ある事実」に、その後の人生を支えられることになります。 それは、現場検証で分かった優希ちゃんの最期です。優希ちゃんは、致命傷を負いながらも、教室を出て廊下を歩いていたのです。その距離、本郷さんの歩幅で68歩、39メートルありました。 娘は最期に何を思ったのか。本郷さんは、毎日のように廊下に通い続ける中で、やがて「生きることの尊さ」というメッセージを受け取ってゆきます。 本郷さんは、このメッセージを原動力に、事件や事故などで家族を失った人たちに寄り添う活動を始めます。そして、去年11月、長年の念願を実現します。 「人を支えることで、自分も支えられている」 娘の“最後の68歩”を
デジタル化が進む近年では子どもたちへのIT教育に注力する国や自治体が増えており、生徒にノートPCやタブレット端末を与える取り組みが進んでいます。こうした取り組みは子どもたちのIT知識を育むことが目的かもしれませんが、2010年代に「公立の小中学生へ安価なノートPC(ネットブック)を支給する」という取り組みを行ったアルゼンチンでは、ノートPCを手にした子どもたちによって「ヒップホップ文化」が花開いたとのことです。 In Argentina, cheap government-issued netbooks sparked a musical renaissance - Rest of World https://restofworld.org/2021/argentina-netbooks-music/ アルゼンチン政府は2011年に「Conectar Igualdad」というプログラムを開
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