沖縄県保健医療部の糸数公部長は6日、県庁で記者会見を開き、今年に入って新型コロナ感染後に10代と10歳未満の小児の2人が亡くなっていたと発表した。10代以下の死亡例を公表するのは初めて。糸数部長は「若年者でも状況によっては重症化や、死亡する事例がある。年代にとらわれず、感染対策とワクチン接種をしてほしい」と呼びかけた。 ▼沖縄のワクチン接種率、全国最低 コロナ国内初確認3年 6日時点でコロナ関連死は計881人。発表された小児2例は、これまで遺族の意向で非公表としていた計17例に含まれていた。糸数公部長は、非公表としていた小児2人の新型コロナウイルス関連死亡例の一部情報開示について、「遺族の了承は得ていない」と明らかにした。「遺族からは一切公表してくれるなとの希望は変わらなかったので、県からのアプローチは難しいと判断した」と、県独自で決めたという。 小児2人は2022年1月以後に亡くなり、非