1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:うちでなりきろう 羽つき餃子の作りかた まずは大前提。用意するのは冷凍でも自作なんでもいいんで、焼く前の餃子と、下のふたつ。 ゴマ油と、小麦粉を溶いた水 小さめのフライパンで、10個くらいまでの餃子を焼く場合だと、ゴマ油は大さじ1/2程度でしょうか。小麦粉と水の割合は10:1が目安で、今回の規模感だと、50ml:5gくらい。これでちょうど羽1枚ぶんくらいになります。 焼きかたは、市販品ならパッケージに書いてあるのに従えばいいと思いますが、一般例として書きますと、まずはフライパンに餃子を並べ、焼いていきます。このときに油がいるようなら、上に用意したゴマ油ではなく、サラダ油少々などを使いましょう。底面にほんのり焼き色がつくくらいまで火が通っ
公正取引委員会は3月18日、飲食店の口コミを集めたグルメ情報サイトの取引実態調査の結果を発表し、加盟店に対して一方的な契約変更や高額プランへの誘導、低額プランへの契約変更制限を行うサイト運営事業者が存在すると明らかにした。 公正取引委員会は、グルメ情報サイトを巡る取引の中で、独占禁止法上問題のある行為がないか調べるため、2019年4月から20年3月にかけて、サイト運営事業者や飲食店、消費者、情報サイトの営業代理店などを対象にアンケート調査とヒアリング調査を行った。 調査によると、情報サイト加盟店のうち約11%は、一方的な契約変更を受けていたことが分かった。そのうち約69%はそれにより不利益を被ったとしている。 表示順位は契約料によって変動 契約変更は高額化のみ グルメ情報サイトには飲食店の検索機能があり、高額プランを契約している店舗をより上位に表示する機能があるサイトも多い。加盟店の約80
蘇(復元品) 蘇(復元品) 蘇(そ)は、古代の日本(飛鳥時代~平安時代[1])で作られていた乳製品の一種で、乳汁をかなり乾燥させ長期保管に耐える加熱濃縮系列の乳加工食品[2]と考えられている[3][4]。文献には見えるが製法が失われた「幻の食品」となっている[1][5]。 不明な部分の多い食品ではあるが、諸説に共通しているのは「蘇は乳を煮詰めた乳製品で美味しいもの」である。『延喜式』には、生乳一斗を煮詰めると一升の蘇が得られる旨の記述がある。こうしたことから推測した製法で、現代日本でもつくられている[1][5]。 概要[編集] 西暦700年、文武天皇により蘇を税として全国で作るように使いが派遣された[6]。典薬寮の乳牛院という機関が生産を担っており、薬や神饌としても使われていた。仏教祭事には蜜と混ぜられて原料として使用された様子である[6]。平安時代、貴族階級の間で乳製品が広まったが、武士
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:レゴブロックでブロックチェーンを説明する > 個人サイト 右脳TV ■会議室に並ぶ大量のシャウエッセン 昨年末にこんな記事が出ていた。 平成の人気商品NO.1はシャウエッセン 令和は?|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE 記事によれば、食品や日用品など約265万品目の販売データ(日経POS情報)を分析したところ、全商品分野のなかで、平成の30年間で一番売れたのが「シャウエッセン ポークあらびきウインナー」だったという。 奥さん、ご存じでしょう? シャウエッセンです。 ちなみに2位は「スーパードライ 350ミリリットル×6」。1位がウインナーで、2位がビール。販売データの中に小さなドイツ
沖縄の食堂にある謎メニューであり人気メニューのひとつ、煮付け。「魚の煮付け」とかではなく、ただ純粋に「煮付け(につけ)」として提供されるのが特徴だ。煮付けとは一体何なのか。沖縄県内8箇所の食堂やそば屋の煮付けを集めてみた。 煮付けとはなんぞや 沖縄の食堂でよく見かけるけど謎に包まれた「沖縄の食堂の不思議メニュー」というのがある。 たとえば冒頭のメニューの写真で言えば、「おかず」や「チャンポン」「ポークたまご」などだろうか。 チャンポンは麺の長崎ちゃんぽんだろうと思うかもしれないが、沖縄のちゃんぽんはごはんである。 謎メニューの詳しくはこのあたりを。 おかずの旅 Vol.1 おかずの旅 Vol.2 The みそ汁 沖縄ちゃんぽん うちなーカツ丼コレクション2016―具材が多いのはどこだ選手権― チャプスイとは何か 今回スポットライトを当てたいのは「煮付け」である。 煮付けというものも全国的に
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:日本一の「のり弁」を食べたくて2万円かかった話 王将で全力をつくしたい 「獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす」ということわざがある。簡単なことでもけっして手を抜かないという意味だ。 全力で王将に挑みたい。なので、昨日の夜から何も食べていない。 お腹が空きすぎて、電車の中でチョコを食べている人に「すみません、そのチョコをわけていただけませんか?」と言いそうになるぐらい自分を追い込いんできた。 あまりの空腹に悟りを開きそうになるが、煩悩を全開にした食べようと思う。 おいしいと評判の王将へ行く 綱島駅前の王将にやってきた。 たまにチェーン店でも「こんな塩辛かったけ」や「なんか味が違うな」と思う時がある。いわゆる当たり
ハンバーガーはおいしいが、食べにくい。手も口回りもソースでビタビタになる。こんな声はネットでも見たことあるので同志は意外といるはずだ。でも食べたい。そこでその道のプロに話を聞いたら、食べ方以上に、切る、回す、つぶす、ソースの再利用、さまざまなアプローチが見えてきた。しかも国によって傾向があるらしい。 ※この記事は、 世界のカルチャーショックを集めたサイト「海外ZINE」の記事をデイリーポータルZ向けにリライトしたものです。 海外ZINEは、世界各地のカルチャーショックを現地在住ライターが紹介する読み物サイトです。 / 1984年生まれ、大阪出身。海外ZINEの編集長です。ベトナムに片足をつっこみながら記事を書いたりサイトを運営したりしています。 前の記事:ダルシムについてインドの人と話そう > 個人サイト 海外ZINE ハンバーガーおいしいけど食べにくい問題 ハンバーガーって、食べにくくな
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:貝殻集めて30年!貝殻集めの達人に趣味を続けるコツを聞きました > 個人サイト むかない安藤 Twitter チョークは食べられるのか 1か月くらい前、たまたまアマゾンで「食べられるチョーク」という商品を見つけたので軽い気持ちで買ってみた。食べられるというのでラムネみたいなものかと思ったのだ。 しばらくして、それは明らかに不穏な包みで届いた。 パッケージには商品名がいっさい書かれておらず、賞味期限だけが表示されている。 安いヘッドフォンなんかをアマゾンで買うと届く、あの裏がグレイでペラペラのビニールに包まれた小包である。 中はこんな感じ。 外装を開けると中は紙袋になっており、ホチキスを外すとチョークがごろごろと裸で入っていた。紙袋に書かれ
またか。Twitterで流れてきたレシピにめんつゆが入っているのを見た。めんつゆ、バター、ごま油。SNSで見かけるレシピにはこの辺りの食材が入りがちだ。 ひょっとしてこの三品が食材として強すぎるのではないか。そもそも美味くなりすぎるのではないか。 そんな疑念をもとに「めんつゆ、バター、ごま油を入れても美味しくならなそうなもの」を持ち寄った。逃げ切れるのか、おれたちは! めんつゆバターごま油の美味さから! 美味くならなかった者が勝利!のゲーム形式です 「めんつゆ、バター、ごま油を入れても美味しくならなそうなもの」を持ってきてください。お菓子やフルーツは禁止で。 そうやってデイリーポータルZ編集部の橋田さん古賀さんに声をかけて集まった。 今回はちょっとしたゲーム形式にした。だれかが持ってきた食材に対して残りの2人がめんつゆやバターを加味して美味くしてしまうのだ。美味しくならなかったら持ち込んだ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:トリュフって本当にうまいのだろうか(デジタルリマスター版) > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 私がイメージしている台湾の魯肉飯 この旅の3年前も台湾を旅行しているのだが、その時に食べた魯肉飯が、私の中ではスタンダードなものとして記憶されている。 台湾南部の都市である高雄の、三牛牛肉麺という麺料理がメインの店で食べました。 それは高雄での遅い昼食として、日本におけるラーメン屋のチャーシュー丼みたいな感じで注文したものだ。 店の名物である牛肉麺をすすりつつ、青菜の炒め物などと一緒に食べた魯肉飯は最高だった。 正直に言えば3年も前の話なので、味はまったく覚えていないのだが、写真を見返す限り、こんなの最高に決まっている。うん、100
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:20mの電波望遠鏡とカリカリブラックホール ~新幹線の駅にひとり置き去り~ タマネギが特にそうだ 調理の途中なのに「もうおいしそー」と思う瞬間。 タマネギを飴色に炒めるというあの工程が特にそうだ。切るときはザクザクした感触だったタマネギが、フライパンの上で明かにトロトロになっている。香りからもなにかすごく良い類の化学反応が起きていることが分かる。そんな時に「あー、もうおいしそー」と思うのだ。 炒める時の音も良い。何もかも良い。 そう思いながら調理を続けてカレーやハンバーグを作ったりするのだけど、ちょっと待てよ。ちょっと待てよ、自分よ。 おいしそうなら食べればいいのだ。 自分の気持ちに正直になろう。パーティー
1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:チェーンの居酒屋で1,000円以内の定食をつくる > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 「10秒チャージ、2時間キープ」はウイダー in ゼリーだけのもの? 「10秒チャージ、2時間キープ」。これは、森永製菓から発売されている『ウイダー in ゼリー』のキャッチコピーだ。 今は「ウイダー」が取れて「in ゼリー」が正式な名前だそうです。 なにせ、10秒あればチャージできるというのだ。これなら、15分しかない僕の朝でも食べられる。 しかし、さっそく買ってこようと思って行った近所のスーパーで気づいた。 10秒でチャージできるもの、他にもたくさんあるんじゃないだろうか。 これも10秒でいけるのでは? キュウリもいけそう せっかくな
「シュクメルリ鍋定食」 松屋 790円(店舗により異なる) シュクメルリはジョージア料理です 松屋の一部店舗限定で販売している秘密のメニュー、それが「シュクメルリ鍋定食」です。 舌を噛んでしまいそうな名前の「シュクメルリ」は、南コーカサスにあるジョージア(日本では2015年4月まで政府が使用していた外名の「グルジア」としても知られていましょう)の料理です。ニンニク、サワークリーム、塩、油で煮込んだ鶏肉料理だそうな。 松屋でジョージア料理『シュクメルリ』の取り扱い店舗はこちらです→https://t.co/Use8RG1pZg ※店舗により付け合わせ、価格が異なります。 ※なお販売期間は12/15までを予定しております。#シュクメルリ pic.twitter.com/97WDrpYDzL 【公式】松屋 (@matsuya_foods) 2019年12月12日 いくら一部店舗の限定といっても、
松屋のカレーが終わる → 実はリニューアルでした → 無くなる現行のカレーを食べ続ける唯一の方法はこちら 江川資具 2019年11月28日 2019年11月27日の夜。松屋公式Twitterから突如として投下された衝撃的なニュースに日本中の松屋ファン……いや、松屋のカレーファンが生きる希望を失う事態が発生。そのニュースとは、恐らく皆さんご存知であろう、カレー終売の報である。 一体どういうことなのか? 松屋のカレーはそこそこ人気だったと思っていたが、実は売れていなかったのか? それともよくある、リニューアルするので現行品は終売にする的なそういうアレなのか? 真相を探るべく松屋に電話してみたところ…… ・リニューアルやった はい、電話したのが28日午前9時53分だったのですが、広報担当の方が「あと7分で公式HPに……」と。端的に言って、リニューアル。まあこの記事が出る頃には、それどころか書いて
台湾の食べ物がうまいことはあらためていうまでもない。 とはいえ、牛肉麵(ニューローメン)だとか魯肉飯(ルーローハン)みたいなメジャーな台湾料理はいろんなメディアで擦られすぎており、今更感もただよう。もうちょっとこう、普通の人が、普通に食べているものを食べてみたい。 台湾の人に話を聞いてみると『飯糰』(ファントァン)という「台湾のおにぎり」があるらしい。 日本のおにぎりはおいしくない 先日、台湾に行ったおり、通訳をしてもらった台湾人のTさんに台湾のひとが、普段なにを食べているのか、ざっくばらんに話をきいてみたところ、Tさんがとんでもないことをいい出した。 台湾の人はなにを食べているのか? Tさん「日本のおにぎりはあまり美味しくないです」 これはちょっと日本人として、聞き捨てならない。 もちろん、Tさんは日本語の通訳をするほどの方なので、日本にも住んだことがあり、日本の食文化もよくご存知で、そ
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:天丼を食パンに乗せたらおいしい 武蔵小杉に味噌だれ餃子を食べに行く 味噌だれ餃子がある川崎。東急沿線だと武蔵小杉にあるそうだ。餃子のことをずっと考えながら仕事をして、定時になった瞬間、誰よりも早く会社を出た。餃子と好きな子は待たせては行けない。 武蔵小杉の地名を聞くたびに(武蔵って名前、かっこいいな)と思う。 タワーマンションなど開発が進む中、雰囲気のある飲み屋街もあるのが武蔵小杉のいいところ。 いい町である。高級な料理屋もあれば、庶民のお店もある。全ての人に愛される町だ。そんなことを思いながらお店へ向かった。 そして向かったお店、やってなかったです。 お店の地図の場所に行ったら、工事をしている。「これが正解の
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