1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:美味しい物産品は人に聞くと確実 きっかけは「鶏のマスタードクリームソース」 先日、妻が何気なく「久しぶりに『鶏のマスタードクリームソース』が食べたいなぁ」と言いました。 知らない料理名だったので、「何それ?」と聞くと、要するに、マスタードと生クリームを混ぜたソースで味をつけたチキンソテーのようなものらしい。 試しにネットで作りかたを調べてみていて、思いつきました。 「あれ? これ、酒蒸し法を応用すればいけるんじゃね?」と。 家に材料が一通りあったので、その晩、さっそく試してみることにしました。 まずは塩をふった鶏の手羽元を酒蒸しにします。 あ、ちなみに今回の記事中も「酒」とはすべて「一升1000円ほどの紙パックの純米酒」を指すこととしま
東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。 好きなものは犬と酸っぱいもの全般。そこらへんの人にすぐに話しかけてしまう癖がある。上野・浅草が庭。(動画インタビュー) 前の記事:奈良では絶品よもぎ団子を買ってシカと絶景を見るべし~地元の人頼りの旅 in 奈良~ > 個人サイト twitter 検証1:ポテチの袋 パンッパンにしたいナンバーワンといえばポテチの袋だろう。最近は若い頃ほどあまり量を食べられなくなってきたものの、やはり袋を開けたときの物足りなさはいまだに感じる。 お馴染みのポテチ もっと入れて~!とおもっちゃう 念の為計量。レギュラーサイズはきっかり60g さて、これを袋パンパンにしてみたいとおもう。 別に用意した大きいサイズのポテチを追加で流し込む。一気にいれると空間があくので、時おり机にトントンして、ならしながら追加していく。めいっぱい詰め込んだ。
1988年静岡生まれ・静岡在住。平日は制作会社勤務、休日は大体浜名湖にいる。 ダイエット目的でマラソンに挑戦するが、練習後温泉に入り、美味しいものをたらふく食べるというサイクルを繰り返しているため、半年で10kg近く太る。 前の記事:近未来わさび「わさビーズ」開発秘話を開発担当者に聞いてきた サービスエリアに現れた「缶詰王国静岡」 まずはこちらを見てほしい。 きれいに並べられた缶詰 ここにも缶詰… 大量の缶詰ーーー!!! どこもかしこも缶詰だらけのこの場所は、新東名高速道路・静岡サービスエリアのお土産コーナー「しずおかマルシェ」の一角。 缶詰以外のお土産も並ぶが、缶詰が占める割合がすごい。 近所のスーパーのお総菜コーナーと同じくらいの広さ あまりの量に圧倒された。缶詰に圧倒されたのは初めてだ。 これは「缶詰王国静岡」という展示販売コーナー。調べると、一般社団法人 静岡缶詰協会という団体が開
1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:遅刻しそうなときにくわえるべき食べ物は「ちくわ」でした 舞台は東急東横線の元住吉駅 「元住吉駅」という駅がある。神奈川県川崎市にあり、東急東横線の渋谷駅から電車で約20分で着く、にぎやかな商店街がある素敵な町だ。 渋谷駅、横浜駅からも近いため住みやすいと評判。横浜に住む親戚のおじさんも言っていた。 元住吉駅にはオズ通り商店街とブレーメン通り商店街があり、今日行こうと思っているお店はブレーメン通り商店街にある。 駅前からブレーメンさが全開である。 元々、元住吉西口商店街だったが1990年に改名し、1991年には、ドイツのブレーメンにあるロイドパサージュ商店街との友好提携をしたらしく、ドイツも認める日本のブレーメン
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:ご飯にあらかじめ福神漬けを炊き込んでみたカレー 物産館が楽しすぎて 出だしから宣伝になってしまって面目ないのですが、7/10に「ほろ酔い!物産館ツアーズ」という、僕の新しい漫画単行本が発売されます。 少年画報社の「ヤングコミック」という漫画雑誌の1年半に渡る連載をまとめたもので、東京にある日本全国の物産館を巡り、毎回3000円の軍資金でお酒とおつまみを買って、ひたすら飲み食いするという内容。 そんなお仕事をしばらくやらせてもらっていたので、全国各地にお気に入りの物産品が日に日に増えていきました。 東京に生まれ、のほほんと生活していただけでは決して出会うことのなかった、珍しくて美味しいその土地ならではの味。 もちろん、現地に行って新鮮なも
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:好きな寿司ネタを細かく聞く 〜 「死ぬ前に食べたい?」「両親に紹介したい?」 「3種のチーズの〜」のすごいやつをつくりました 20種(考えようによっては40種)のチーズのピザ 40種だとしたら10倍クアトロフォルマッジだ。(「考えようによっては」と付けている部分はあとで説明します) ドラゴンボールごっこをしていて「10倍界王拳だ!」とか「100倍かめはめ波だ!」とか言いませんでしたでしょうか。その時の気持ちを思い出してください。 10倍クアトロフォルマッジだ! うまいぞ、フリーザ! 20種(考えようによっては40種)のチーズ牛丼も作った ドリアだ! どちらも普段では食べられないおいしさとカロリーだった。放心
今回のあらすじダー 牛肉には、シャトーブリアンという部位がある。ただでさえ高価な牛ヒレ肉(大腰筋)の特に良い部分で、牛1頭から600g程度しか取れないのだという。つまり、牛肉の中の牛肉。 その味は筆者から思考力をうばい、錯乱し、表現力が暴走した。 そして、シャトーブリアン脳になった筆者はセカイがシャトーブリアンに見えてきて迷走の終わりなき旅に出ました。 あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー) 前の記事:ファミレスで伝票を入
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:茶碗むしアラモード(デジタルリマスター版)
本物の肉の味や食感を人工的に再現した「人工肉」が注目されている。動物から採取した細胞を培養する「培養肉」の研究が本格化し、植物を材料とした食肉代替品も相次いで商品化。世界の人口増加に伴う食糧危機の“救世主”として期待されているが、味や心理的抵抗感の払拭といった課題もある。 本物の肉の味や食感を人工的に再現した「人工肉」が注目されている。動物から採取した細胞を培養する「培養肉」の研究が本格化し、植物を材料とした食肉代替品も相次いで商品化。世界の人口増加に伴う食糧危機の“救世主”として期待されているが、味や心理的抵抗感の払拭といった課題もある。(手塚崇仁) 「将来、需要に供給が追いつかずに食肉の価格が高騰する可能性がある。肉を食べたくても食べられないときのために選択肢をつくりたい」 今年3月、培養肉の「ステーキ肉」を日清食品と共同開発した東京大生産技術研究所の竹内昌治(しょうじ)教授は、力を込
1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー) 前の記事:宮崎名物「レタス巻」9種類食いだおれ > 個人サイト たぶん日記 インドカレー屋を巡る。ただしカレーを食べずに カレー屋は、人類が生み出したもののなかで最も尊いもののうちのひとつだ。特にインドカレーを置いてる店はおもしろい。 インドカレーを置いてる店。本当はひとくくりに出来ないほど多岐に渡るものだが、ここでは、インドカレーとナン(※食べ放題の場合もあり)が置いてあって、たまーに店員さんがラッシーをサービスしてくれるようなお店について話をすすめたい。 イメージ、わきますでしょうか。
1984年大阪生まれ。2011~2019年までベトナムでダチョウに乗ったりドリアンを装備してました。今は沖永良部島という島にひきこもってます。(動画インタビュー) 前の記事:行幸に沸いた島~陛下と沖永良部島(おきのえらぶじま)~ > 個人サイト AbebeTV おきのえらぶ島移住録 べとまる みんな知ってる"奄美の鶏飯" 日本人が「鶏飯(けいはん)」と聞いて思い浮かぶものはたいてい鹿児島、奄美の郷土料理だろう。知名度こそあるが、ご当地・奄美、しいて九州でもない限り、食べる機会は少ないと思う。鹿児島に立ち寄る機会があったので食べてきた(むしろ順序でいえば最後に食べた)。 改めて見ると料理名の割に鶏肉成分は少なめ 茶碗によそった白米に、ほぐした鶏肉、錦糸玉子、あと椎茸に沢庵、そして薬味がのってある。そこにダバダバッと出汁をかけていただくと。こうしてひとつの料理が彩りのあること(具材のバラエティ
専門家に聞こう 「合う」とは「食べ慣れてる」ということではないか。そんな手応えを得たのだが、これは合ってるのだろうか? そこで食品会社の研究部門に勤める知り合いにチャットで話を聞いた。味覚に関するプレゼンテーションもしたことがあるという人だ。 ──食べ物の「合う、合わない」ってどういうことなのか知りたくて試食してみたんです 食べ物の合う合わない、ってなんとなくですけど、「バラバラすぎて合わない」と、「嫌なところを強調しあって合わない」というパターンがある気がしますね。 私、今流行りの「う肉(※生肉と生のウニを一緒に食べる料理)」が好きじゃないのですが、あれは「牛肉の血生臭さと、ウニの生臭さが同じタイミングで来るのでより生臭い」と思っていて。嫌なところを強調しあうパターン。 「ごま豆腐×ごはん」古賀:ピンとこなさがすごい 大北:食べたことないですね、これは… 石川:このごま豆腐がそもそもまず
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:富山湾の光る宝石、ホタルイカを捕まえたい 2018-2019 > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 急にビリヤニが流行りだしたぞ ある製麺好きの友人が、「僕はもうビリヤニクラスタですから」といいながら、いつの間にかビリヤニを作るようになった。 友人A:「肉じゃがだったら肉の違いとかはあっても作り方はだいたい一緒じゃないですか。動画サイトとかで調べても、ビリヤニは人によって全然違うんですよ。なにが正解なのかまったくわからなくて……」 そんな説明をしながら、新大久保で購入したインドの細長い米を半茹でにして、寸胴鍋の中でマトンのカレーと層にすると、その地表部になにやら派手な色付けをして、小麦粉を練ったもので蓋を目張りして弱火に掛けた。
イーストフード、乳化剤は不使用、無添加……。パッケージに大きく書かれているパンがあるのをご存知ですか? 添加物嫌いの人たちには歓迎されています。私の入っている生協は、組合員がウェブサイトで商品に対するコメントを書き込めるのですが、「添加物まみれの食品が溢れ返る中、少しでも自然に近いものを選びたい」と大絶賛されていました。 でも、からくりがあるようです。不使用、無添加表示のパンには実際には、「添加物」とは呼ばれない同一、同等の成分が入っている、というのです。 製パン業界1位の山崎製パン(株)が3月、『イーストフード、乳化剤不使用等の強調表示について』と題するページを公開し、そのノウハウを解説しました。 強調表示というのは、商品の独自の特徴をアピールするもので、法律で決まっている食品表示項目とは別にパッケージに記載します。飲料の「糖類ゼロ」や菓子の「カルシウムたっぷり」などがおなじみですが、パ
1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー) 前の記事:ルーズソックスとソックタッチ、探したら生きていた > 個人サイト たぶん日記 ……と、食い倒れた一部始終を晒したところで、お伝えしたいことがある。 この記事、「デイリーポータルZをはげます会」の皆様の会費から経費を出してもらっているんです(魚の寿司とうどん除く)。 ありがとうございました! はげます会に入っているみなさんには足を向けて寝れません。 皆さんのご自宅は東西南北さまざまな場所にあることが予想されるので、立ち寝をマスターしようと思う。 お土産にしづらい名物なのでは すっかり開眼した。サラダ巻は全国区だが、ここまでレタスに溢れた寿司は滅多にないように思う。不思議な魅力だ。 生鮮食品なので旅行土産にしづらいのか、
本業は指圧師です。自分で企画した「ふしぎ指圧」で施術しています。webで記事を書くことをどうしてもやめられない。(動画インタビュー) 前の記事:なんでだ?「味が全然しない担々麺」が超うまいぞ? > 個人サイト ふしぎ指圧 築地の場外はメチャクチャにぎわっている 平日のお昼に築地の場外に来たのだが、観光客がすごい。外国人と修学旅行生だらけである。 ご存じの通り、築地の魚市場はすでに豊洲に移転している。しかしこの人混みはまるでそんな事実などなかったかのようだ。 Q.なぜ築地にこんなに魚介を中心としたお店が多いんでしょうか? A.それはむかし築地に魚市場があった名残なんですね。 頭の中で唐突にそんなクイズ番組が始まった。全てを忘れ去られた50年後くらいのクイズ番組である。 魚卵の専門店・田所食品
食について書かれたエッセイというのは、概ねおもしろいものである。それが本になっているということは、編集者という他者が、これはおもしろいんじゃないかという意識を介していることだ。それなりに見識のある他者の目を介した食の話なら自然に他者の広がりへと共感を産むものだ。そのことは、本書『パスタぎらい』にも当てはまる。食のエッセイとしてとてもおもしろい。だが、この本、なんか、度を越しているぞ。 なんというのだろう、揶揄の含みはないが、イカレている、というのだろうか、昔の言葉でいうなら、ぶっ飛んでいる、のである。読み進めるに、ヤマザキマリという人はこんなにも変な人なんだというのが、ぐいぐい迫ってくる。脳がしびれてくるような感じがする。本書だけにつけられた彼女のイラストの表紙のあるイカレた感じも、じわじわとくる。 カバー絵の女はなんのパスタを食べているのか? ナポリタンである。ヤマザキマリは35年もイタ
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