この本は「初心者以上マニア未満」に向けて書かれたオーディオ入門書で、Amazonのレビュー(→Amazon)で評価が高かったので読んでみました。著者は「ステレオサウンド」等のオーディオビジュアルの専門誌で活躍されている有名な評論家で、各地のビックカメラにこの人のおすすめオーディオコーナーがあったりするくらいの権威だそうです(→Link)。 「スピーカーの間にテレビを置かない」「床へのベタ置きは禁物」「プレーヤーに振動を与えない」「オーディオにも慣らし運転が必要」といったオーディオを扱う上で必ず押さえるべき基礎知識を「作法」として、難しい専門用語やスペックの話を極力避けて、分かりやすく実践的なものを中心に紹介しています。オーディオ無作法者の自分にとって大いに参考になる作法もあれば、「そりゃそうなんだろうけど、そこまで気を使ってどこまで効果があるものなの?」と感じてしまう作法もあり、総合的には
2009年06月10日17:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture 世界中が日本の返事を待っている - 書評 - アニメ文化外交 筑摩書房松本様より定期便で献本いただいたのだが、以下を見て書評をまだ上げていなかったことに気がついた。 アニメ文化外交 櫻井孝昌 個人の狂気を見い出すフィルタリングシステム:佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japanこういう日本という国で生まれる文化は、軟弱だ。軟弱で、冷笑的で、一歩つねに傍観者敵に引いている。でも軟弱であるがゆえの洗練はすばらしく、その洗練のゆえに日本文化は世界の中で尊敬され、賞賛されてきた。 これまた献本いただいた「ひと月15万字書く私の方法」の書評でなくて失礼。しかし必要なのはこちらの方である。 本書「アニメ文化外交」は、もはや日本のアニメが、「国内の好事家のためのサブカルチャー」として扱うには、世界にとってあまりに大
2008年05月01日21:30 カテゴリ書評/画評/品評 Resilience - 書評 - 凹まない人の秘密 ディスカヴァー社一同より献本御礼。 凹まない人の秘密 Al Siebert訳 林田レジリ浩文訳 [原著:The Resiliency Advantage] 書評が遅れたおかげか、干場社長に遅れをとってしまったがそこはResilientに。 で、Resilienceってなんだろう? 本書「凹まない人の秘密」の原題は"The Resilient Advantage"。直訳すると「Resilientの優位」となる。邦訳と照らし合わせると、「凹まない」という意味になりそうだ。 目次 - Discover: ショッピングカートより はじめに 第1章 凹まない人がうまくいく 第2章 あなたの「凹まない度」はどのくらい? 第3章 困難を乗り越える 第4章 ストレスがあってもだいじょうぶ 第5
先日、ウエイン・W・ダイアーの「ダイアー博士のスピリチュアル・ライフ」(参照)をざっと読んだとき、そのなかに「逆説の十戒(The Paradoxical Commandments)」が出てきて、しばらく考えこんだ。 「逆説の十戒」は多少なりとも良心的な教養のある英米人ならそらんじているとまではいえなくても、たいていは知っているものだ。あるいはなんとなく壁に貼ってあったりする有名な教えだ。旧約聖書のモーセ十戒にちなんで十戒になっているが、逆説(パラドキシカル)とあるように合理的ではない不合理な教えだ。有名なので英語版のウィキペディアにも項目がある。日本語の項目はないので試訳を添えておこう。 People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway. (人は論理的でも合理的でもなく自己中心的なものだ。それはそ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く