つい最近24歳のタイ人女性が代理出産をした二人の赤ちゃんの一人がダウン症であったことで、依頼したオーストラリア人夫妻が引き取りを拒否したニュースが世界中の耳目を集めた。双方の言い分が異なるので真相は何かわからないままになっているが、代理出産にまつわる問題の一つを浮き彫りにしたことは確かだ。さらに日本で日々ニュースになっているのが、タイで10人以上の子供を代理出産で作り、それが何の目的かわからないことである。 ■インドでは代理出産のビジネスモデルが誕生 体外受精の技術が確立している現在、夫婦間だけではなく、卵子と精子さえあれば体外で受精卵を作り、それを別の女性の子宮に戻すことで妊娠・出産が可能になる。同性愛者同士間でも代理出産という方法を使えば、子供を持つことが可能になり、実際実行しているカップルもたくさんいる。この方法をビジネスモデルとして2002年以来、国の産業としているのがインドである