■「若者のすべて」 現在、地域若者サポートステーションの対象者は39才までに設定されており(地域若者サポートステーションって何?)、これは、行政的には若者の上限は39才であると定義していることと同義だ。 僕もここ20年間、子ども若者の支援(不登校からニート、高齢ひきこもりまで)を行なってきて、生きづらさを抱えた若者を支援するために、その対象年齢が徐々に39才まで上がってくるのを見守っていた。 それはそれで仕方ないと思いつつも、一方では「理念的な若さ」というものが人々に共有されており、それはたとえば「18~25才」だったり「18~29才」だったりするだろう。 ヴィスコンティ監督の作品に「若者のすべて」というアラン・ドロン主演の映画があったが、そんな古典を持ち出すこともなく、若者とは当然39才であるはずがなく、若きアラン・ドロンに象徴されるように遅くとも20代なかばあたりまでだろう。 また、今