(CNN) 1979年、SF映画「エイリアン」の宣伝素材の中には、タイトルにもなっている生き物の姿はかけらほども含まれていなかった。 映画ファンは、実際にチケットを買って映画館に入るまでその姿を見ることはできなかったのだった。20世紀フォックスがこの戦略を採用した背景には、観客にエイリアンの外見に心から驚いて欲しいという狙いがあった。 賭けは成功。あれから38年たったが、映画に登場した異星生物のデザインは、SF映画における地球外生命体の描写のあり方の新たな指標となっている。 同シリーズの地球外生命体は5月、最新作「エイリアン・コヴェナント」で観客を再び恐怖に陥れるため戻ってきた。ただ、エイリアンの悪夢のような外見はショッキングと言うにはほど遠い。最近はSF映画ファンでなくても、いわゆる「エイリアン」の姿をそれと見分けることができる。 それでは、さまざまな宇宙人が現在のような姿をしているのは