韓国で、長期欠席児童に関わる事件が相次いで明るみに出ている。昨年末、栄養失調状態の女児が両親の元から逃走。今月には、男児の遺体が冷凍されて見つかる事件が起きた。児童虐待の申告数も急増。政府は実態調査に乗り出し、法改正の検討も始めた。 ソウル近郊・富川市で15日、小学生男児の遺体が冷凍状態で見つかった。児童は小学校入学後間もない2012年4月から学校を欠席していた。警察当局は父親を遺体損壊の疑いで逮捕。21日午前に現場検証し、殺人容疑でも調べている。 昨年12月には、西部の仁川市で小学5年生の女児を監禁していた両親が逮捕された。自宅から逃走した女児は身長120センチ、体重16キロしかなかった。 朴槿恵(パククネ)大統領は19日の閣議で「多くの人々が大きな衝撃を受けている。根本的な対策を施すべきだ」と指示した。 政府は緊急調査で、児童虐待と… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きを