日本主導でハリウッドのスタッフを雇うという、驚きの制作スタイル! ――「聖闘士星矢」といえば、誕生から35年以上を経てもなお、関連作品が作られ続ける伝説的漫画。なぜ今になって実写映画化したのかが気になるところです。 実は、原作者の車田正美先生には、長年“ハリウッドで「聖闘士星矢」を映画化できたら…!”という想いがあり、これまで何十年にも渡ってテレビアニメ化を手がけた弊社と実写映画化企画を模索してきました。その結果がようやく実現したのです。 ――本作は“ハリウッドのスタッフで作っているが出資は100%日本”という部分にも注目が集まっています。こうした制作スタイルというのは、珍しいものなのでしょうか? 確かに、我々東映アニメーションが主導し、出資も100%をしているので、日本主導の映画と言えます。1960年代から1970年代前半に、イタリア製の西部劇映画である“マカロニ・ウエスタン”が流行りま