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ブックマーク / anime.eiga.com (64)

  • アニメ宣伝20年 飯田尚史の“届ける”醍醐味、肌で感じたアニメビジネスの変遷

    作品とファンをつなげる大事な役割をはたしているアニメ宣伝。宣伝プロデューサー、宣伝担当としてその仕事を約20年続けてきた飯田尚史氏に話を伺った。 飯田氏は、パイオニアLDC(現・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)でアニメの仕事をはじめ、ワーナー ブラザース ジャパン、U-NEXTを経て、2022年から日のアニメを海外に届けるプラットフォーム事業を営むクランチロールに所属。ワーナー在籍時まで一貫してアニメ宣伝畑を歩み、多くの作品の宣伝を手がけてきた。 そんな飯田氏にじっくりと話をうかがい、これまでのキャリアを振り返ってもらった。00年代から現在にいたるアニメビジネスの変遷をたどる、宣伝の立場から見た貴重なオーラルヒストリーでありつつ、今だから話せるくだけた話題も多く飛びだした。 控えめな飯田氏いわく、「アニメ業界の方には読んでもらえるかも」とのことだが、アニメファンやアニメビ

    アニメ宣伝20年 飯田尚史の“届ける”醍醐味、肌で感じたアニメビジネスの変遷
    yon_moo
    yon_moo 2023/01/02
    “作品とファンをつなげる大事な役割をはたしているアニメ宣伝。宣伝プロデューサー、宣伝担当としてその仕事を約20年続けてきた飯田尚史氏に話を伺った。”
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】映画・配信が大活況、2022年アニメ業界10大ニュース

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 数土直志の「月刊アニメビジネス」 > 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】映画・配信が大活況、2022年アニメ業界10大ニュース 2022年もいよいよ年の暮れとなったが、今年も毎年恒例のアニメビジネス10大ニュースを挙げてみた。ベスト10ではあるが、こうしたニュースひとつひとつは大きなトレンドのなかで出てきた結果というほうがふさわしい。そこでここではベスト10を挙げると同時に、個別ニュースの解説でなく、22年のアニメ業界の潮流について説明してみたい。 【2022年アニメビジネス10大ニュース】 1、配信会社の大乱戦/ディズニープラス・Amazon Prime Videoの攻勢 2、アニメ劇場興行収入が過去最高/「ONE PIECE FILM RED」大ヒット 3、東映アニメへの不正アクセスで制作中断 4、テレビ局・映画会社のアニメ事業強化 5

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】映画・配信が大活況、2022年アニメ業界10大ニュース
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第43回 追悼:偉大なる先輩、池田憲章さん

    池田憲章さんが亡くなった。その訃報は12月10日、日SF作家クラブからアナウンスされた。「かねてから入院加療中であった池田憲章会員が、去る10月17日、お亡くなりになりました。享年67歳。心よりご冥福をお祈りいたします」(メールからの引用)。訃報のタイミングがズレているのはご遺族が49日を待って連絡されたためである。 氷川は同人「怪獸倶楽部」の後輩でもあるし、単行「アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ 池田憲章/編」(1982年11月1日発行/徳間書店)と共著もある。「宇宙戦艦ヤマト」関連のパートは氷川が中谷達也名義で執筆したが、当時まだ珍しかった評論として、いまでも時々話題に出ることがあって、大事な財産のひとつである。 訃報が届いたとき、あらためてその若さと、失われてしまった知識の宝庫に愕然とした。いったん話し出すと止まらない機関銃トーク、人間データベースのごときエネルギッシュな語

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第43回 追悼:偉大なる先輩、池田憲章さん
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】「すずめの戸締まり」「ONE PIECE」大ヒットとアニメ映画興行の変化

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 数土直志の「月刊アニメビジネス」 > 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】「すずめの戸締まり」「ONE PIECE」大ヒットとアニメ映画興行の変化 2022年のアニメ映画が大変なことになっている。超大型ヒットが相次いでいるのだ。昨年末21年12月25日公開した「劇場版 呪術廻戦 0」が年をまたいで興行収入138億円の大ヒット、今年になって8月6日公開の「ONE PIECE FILM RED」がまた大きなヒットになった。11月20日の段階で興行収入が183.9億円と国内歴代9位となったのだが、現在も上映が続き記録更新中だ。 さらに11月11日に公開された新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が公開10日間で41.5億円、最終的な100億円突破はほぼ間違いないとみられる。100億円の大台には届かなかったが、「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」も、9

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】「すずめの戸締まり」「ONE PIECE」大ヒットとアニメ映画興行の変化
  • 【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第32回 「ぼっち・ざ・ろっく」後藤ひとり“ぼっち”

    漫画やアニメというのは極端なところに味がある。現実が“1”だとしたら、漫画やアニメはそれを“50”ぐらいに描く。そうするとメリハリがついて作品がカラフルになる。ダイナミックレンジが広がる。この極端さは漫画やアニメの魅力の重要な部分だ。 キャラクターの描き方もそのひとつ。あの手この手で大げさにその個性を打ち出すことを通じて、まずキャラクターの印象が鮮明になる。さらにいうと、その大げさな表現そのものが魅力的であれば、キャラクターの存在を超えて、作品の魅力にさえなっていく。「漫画(≒アニメ)はキャラクター」というキャッチフレーズは、こうした状態も含んでいるのだと思う。 「ぼっち・ざ・ろっく」は、陰キャの後藤ひとり(このネーミングからして、既に“漫画”だし、バンドでついたあだ名も“ぼっち”である)が、高校生になって念願のバンドを始めることになるというストーリー。ひとりは、中学時代に友達ゼロ、写真も

    【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第32回 「ぼっち・ざ・ろっく」後藤ひとり“ぼっち”
  • アニメ「ヒロアカ」制作のボンズ、24年の軌跡を社長自ら語る 新たな流れが生まれた2016年

    徳島市周辺で開催中の複合型イベント「マチ★アソビ Vol.25」にて、10月15日、トークショー「ボンズって知ってる?」が開催された。 放送中の「僕のヒーローアカデミア(第6期)」など多くの作品を世に送り出してきたアニメ制作会社ボンズの社長・プロデューサーである南雅彦氏が、同社の24年の軌跡を約1時間ひとりで語り、各作品の制作エピソードが披露された。 ボンズは、サンライズ第2スタジオのプロデューサーだった南氏が、アニメーターの逢坂浩司、川元利浩らと1998年に設立。テレビアニメ「機巧奇傳ヒヲウ戦記」など設立当初からオリジナル作品を積極的に手がけてきたが、新しいことに積極的にチャレンジするなかで、南氏曰く会社が傾きかけてきたところを、2003〜04年に放送された「鋼の錬金術師」の大ヒットが救ってくれたのだという。そこで更なるチャレンジとして制作したオリジナル劇場アニメ「ストレンヂア 無皇刃譚

    アニメ「ヒロアカ」制作のボンズ、24年の軌跡を社長自ら語る 新たな流れが生まれた2016年
  • 鬼才アニメーター大平晋也の作り方 「AKIRA」、宮崎駿作品、これからの仕事

    徳島市周辺で開催中の複合型イベント「マチ★アソビ Vol.25」にて、10月16日、トークショー「アニメーター大平晋也トークイベント!-全仕事を振り返る-」が開催された。 大平氏は、「紅の豚」「風立ちぬ」など宮崎駿監督作品をはじめ、多くの作品で原画を手がけるアニメーター。サイバーコネクトツーの松山洋氏が聞き手となり、これまでの仕事が振り返られた。 愛知県出身の大平氏は高校時代に美術部でアニメ制作を体験し、卒業後にぴえろに所属。当時、原画は動画職を3年経験してからと言われているなか、約半年で原画の仕事をはじめるようになるが8カ月でぴえろを離れ、以後はフリーとしてさまざまな作品に関わるようになる。 「AKIRA」に凄腕のアニメーターが参加していると聞き、大友克洋監督に直談判して20代前半で参加したこと、宮崎監督の作品に参加するときは監督からレイアウト用紙に鉛筆で書いた依頼の手紙をもらうことなど

    鬼才アニメーター大平晋也の作り方 「AKIRA」、宮崎駿作品、これからの仕事
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第41回 「Gのレコンギスタ」極限状況における人のふるまい

    富野由悠季原作・脚・総監督による劇場版「Gのレコンギスタ」(「Gレコ」と略)が完結した。2016年に放送されたテレビアニメ全26話を全5部作としてまとめ直したもので、「IV 激闘に叫ぶ愛」「V 死線を越えて」とクライマックスの最終2部は一挙公開である。 テレビ版ブルーレイソフト各巻の解説書に寄稿し、締めくくりの富野由悠季監督インタビューも担当したから一度終わっている気になって油断していた。ところが今回の連続公開で、「実は何にも分かっていなかった」と気づかされてしまった。題名の「レコンギスタ」の元になった「レコンキスタ」、つまり8世紀から800年にも及ぶイベリア半島再征服活動についても、調べてみたくなった。つまり「刺激を受けたら、自分で疑問を持ち、積極的に調べて考えてみることが肝要だ」と思わされたのである。これは富野監督が「子どもに向けた」と語った真意でもあろう。 もともとテレビ全話の脚

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第41回 「Gのレコンギスタ」極限状況における人のふるまい
  • 【明田川進の「音物語」】第6回 OVA「銀河英雄伝説」のBGMにクラシック音楽を使った意外なきっかけ

    OVA版の「銀河英雄伝説」をやるとき、音楽はクラシックでやりたいという話が最初にでました。というのも、たまたま徳間さん(※編注:OVA版の製作元の1社である、徳間書店の音楽部門・徳間ジャパンのこと。同社は現在、徳間グループをはなれている)が、その時期に東ドイツから「シャルプラッテン」というクラシックのレーベルを買ったんですよ。もともと徳間さんは、クラシックのレーベルをもっていないレコード会社だったのですが、相当安く買えたようで、「こういうレコードがあるので、これをBGMとして使えないか」という話があって、まずはその音源のリストを見せてもらいました。そのなかからピックアップした音源を聴いてみると、教会で録音されているため、いろいろなかたちでノイズが入っているものがけっこうあったのを覚えています。選曲のさいには、200~300枚あったなかから聴いて、途中からは作曲家ごとにどんな音源があるのか選

    【明田川進の「音物語」】第6回 OVA「銀河英雄伝説」のBGMにクラシック音楽を使った意外なきっかけ
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】成長するアニメ市場でのスタジオとスタッフの生存戦略

    「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」(6月11日公開) (C) バード・スタジオ/集英社 (C) 「2022 ドラゴンボール超」製作委員会 イメージを拡大 好調続く大手アニメ会社の業績 この5月に上場企業各社の3月期末決算が発表された。2021年4月から22年3月までの1年間の業績をまとめたものである。このタイミングで直近のビジネス面での動向が明らかになるアニメ関係会社も多いが、新型コロナ禍での対応も進むなかで、各社のアニメ関連事業の業績はおおむね好調だ。 テレビ東京や東宝といった大手企業のアニメ事業部門は過去最高の売上げを更新しているし、ソニーグループ、バンダイナムコグループのアニメ事業部門も高い利益を維持している。 なかでも驚いたのは、東映アニメーションの業績だ。アニメーション専業の会社としては国内最大、「ドラゴンボール」や「ワンピース」、「プリキュア」などの人気作を長年制作し続ける

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】成長するアニメ市場でのスタジオとスタッフの生存戦略
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)

    去る年1月24日、元アニメック編集長として知られる小牧雅伸さんが急逝された。前ぶれのない第一報で、心底激しい衝撃を受けた。享年67歳、早すぎる。実を言うといまだ気持ちの整理はできていない。 アニメックと言えば「機動戦士ガンダム」の1979年放送時に富野由悠季監督直撃インタビューや、型式番号RX-78など設定の裏づけを出版面で支えて初期の人気拡大に貢献した。その方針を決めた編集長であり、2019年にはKADOKAWAから「アニメック ガンダム40周年記念号」も出ている。それは井上伸一郎さんを筆頭に同編集部からの人材を輩出したからで、歴史的な流れは追って整理されるであろう。 自分にとってはいろんなことを教えていただいた先達であり、師匠的存在で恩人でもある。今回は心よりご冥福をお祈りしつつ、私的に故人を追悼してみたい。 まずWikipediaを開いてみたら、いきなり大間違いが書いてあって驚いた

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第38回 追悼・小牧雅伸さん(元アニメック編集長)
  • 磯光雄と吉田健一の宇宙の旅(前編) 魅力がないと思われているものを魅力的なものに化けさせる

    磯光雄が「電脳コイル」(2007)から15年ぶりに発表する原作・脚・監督作品「地球外少年少女」は、日の民間宇宙ステーションを舞台に、地球から宇宙旅行にやってきた子どもたちと月生まれの少年たちが紡ぐ冒険物語。1月28日から前編「地球外からの使者」が2週間限定上映、劇場公開限定版ブルーレイ&DVDが2月11日に発売され、劇場上映と同日からNetflixで劇場上映版の前後編にあたる全6話が全世界同時配信される。 作をつくる最初のきっかけが「明るくて面白い宇宙や未来をアニメの舞台として描きたい」だった磯監督と、「だったら宇宙に行ってみよう」と意気投合したのは、「エウレカセブン」シリーズや「ガンダム Gのレコンギスタ」で知られるキャラクターデザイナーの吉田健一。作品をとおして2人はどんな“宇宙の旅”をしたのだろうか。お互いへの信頼をベースにした忌憚のない意見がとびかい、終始笑いのたえない取材と

    磯光雄と吉田健一の宇宙の旅(前編) 魅力がないと思われているものを魅力的なものに化けさせる
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】アニメスタジオにTBSが25億円投資の理由

    アニメビジネスの気になるニュースが年初から伝わってきた。TBSホールディングス(以下、TBS)の社長が新年挨拶でアニメ事業を3つの主要プロジェクトのひとつに挙げ、このなかでアニメ制作子会社Seven Arcsに25億円の人材・デジタル投資をすると発言したのだ。 Seven Arcsは最近では「ブルーピリオド」や「トニカクカワイイ」を制作する中堅のアニメ制作会社である。セブンアークスグループがTBSの完全子会社になったのは2017年12月、年間売上高は数億円だった。現在も番組制作は年数ペースと規模はあまり変わりないから、年間売上高の数倍規模が投資されることになる。 昨今、テレビ局のアニメ事業進出がトレンドとなっている。アニメ事業部門の設立や拡張が相次ぐし、製作出資の強化も目立つ。映像視聴がテレビから配信に広がるなかで、生き残りを求めた多角化戦略の一環である。 このなかでアニメが注目されるの

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】アニメスタジオにTBSが25億円投資の理由
  • 監督にとってプロデューサーは最大の味方で最大の敵 松尾亮一郎が新スタジオCLAP設立にいたった思考過程

    映画大好きポンポさん」のアニメーション制作を担ったCLAPは、「この世界の片隅に」制作プロデューサーの松尾亮一郎氏が立ち上げた新進スタジオ。マッドハウス出身の松尾氏は在籍中に片渕須直監督とテレビシリーズ「BLACK LAGOON」、劇場アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」なども手がけている。なお「ポンポさん」は、アニメ界のアカデミー賞と言われる第49回アニー賞の最優秀長編インディ映画賞にノミネート、第94回アカデミー賞長編アニメ映画部門にエントリーされている。 松尾氏が「この世界の片隅に」完成後に自身で新たなスタジオCLAPを立ち上げた経緯、制作プロデューサー視点で語る「ポンポさん」制作の舞台裏、CLAPの今後の展望についてじっくり話を聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部) ――「映画大好きポンポさん」の制作後記コラム(https://anime.eiga.com/news

    監督にとってプロデューサーは最大の味方で最大の敵 松尾亮一郎が新スタジオCLAP設立にいたった思考過程
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】コロナ禍が加速させたアニメ業界激変 2021年10大ニュース

    いまだ沈静とはいかないが、2021年のアニメ業界ではコロナ禍を前提にした対応が進んでいる。先頃、日動画協会が発表をした20年の世界の日アニメ市場は11年ぶりにマイナスとなったが、21年はより明るい1年になったのでないだろうか。 しかし明るさを感じる分野や企業がある一方で、依然厳しい状況にあるところも多い。それは国内・海外のアニメ業界が“激動”の真っただ中にいるためだ。変化自体は10年代にはじまっているのだが、コロナ禍がそれを加速化した。激動が追い風だったか逆風なのかは、立たされた場所によって違ってみえる。様々な景況感の違いも、ここから生まれる。 そんな業界の状況を背景に、21年にアニメ業界に何があったのか、ベスト10形式でまとめてみた。1年の終わりに振り返ってみたい。 【2021年アニメビジネス10大ニュース】 1. 世界の日アニメ市場11年ぶりにマイナス 2. 新型コロナ感染症の影

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】コロナ禍が加速させたアニメ業界激変 2021年10大ニュース
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】Netflix、アニメ企画創出を支援する拠点づくりの背景

    クリエイターやパートナー支援のための拠点とするが、その機能はあまり多く語られていない。そこで先頃オープンした「アニメ・クリエイターズ・ベース」を訪れて、Netflixアニメ チーフ・プロデューサー 櫻井大樹氏にお話を伺った。新拠点の様子と機能、そしてプロジェクトの目的を考えたい。 3つのエリアから構成される広大なスペース プロジェクトの規模を理解するには、まず「クリエイターズ・ベース」の大きさを知る必要がある。新オフィスの最初の感想は「でかい!」の一言。南青山の旧オフィスは中規模ビルワンフロアであったが大型ビル2フロアに広がって数倍の表現では控えめ過ぎぐらいだ。

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】Netflix、アニメ企画創出を支援する拠点づくりの背景
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】ライバルになるか?変わる中国産アニメ事情

    「羅小黒戦記」日版ポスター (C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd イメージを拡大 「中国のアニメ、最近すごいですね」 「日のアニメは中国に抜かれるんですか?」 最近、中国アニメと中国市場について聞かれることが増えている。映画「羅小黒戦記」や「天官賜福」といった中国産2Dアニメが日進出し、確かな評価を得ていることも理由だろう。 純粋に中国での2Dアニメ制作の成長に驚愕する人がいる一方で、日海外で好調とされるアニメでも中国に抜かれて滅びるんだとセンセーショナルな話題を期待する向きもある。いずれにしろ中国は今や日アニメの巨大市場であるから、その動向は気になる。日アニメは中国で、そして世界で生き残ることができるのだろうか? 中国ビジネス全盛期は去ったあと ビジネス面に限れば、2021年現在、日アニメは中国で厳しい立場にある。ひと昔前、10年代半ばであれば、中

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】ライバルになるか?変わる中国産アニメ事情
  • 平尾隆之と今井剛が語る「映画大好きポンポさん」映像編集の世界(前編)

    映画の街ニャリウッドを舞台に映画製作の裏側を描く「映画大好きポンポさん」(6月4日公開)では、映像編集にスポットをあてたドラマが展開されている。主人公のジーンは予告編の編集を任されたことをきっかけに監督に抜てきされ、作中では撮影した映像を取捨選択してつなぐ様子を編とシンクロして描くことで、編集によって映画がどう変わるのかが見事に表現されている。 今井剛氏は、実写映画「るろうに剣心」シリーズ(大友啓史監督)をはじめ、佐藤信介、行定勲、李相日らの作品などの編集を多く担当し、作を手がける平尾隆之監督とは「フタコイ オルタナティブ」以来の間柄。平尾監督はほとんどの監督作品で今井氏とタッグを組み、「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」の頃から一歩踏み込んだかたちで今井氏と作品づくりをしている。一緒に取材をうけるのは初めてだという2人に、じっくり話をうかがった。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

    平尾隆之と今井剛が語る「映画大好きポンポさん」映像編集の世界(前編)
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第33回 「アニメージュ」創刊、月刊雑誌誕生の意味

    「アニメージュとジブリ展 一冊の雑誌からジブリは始まった」が東京・松屋銀座で2021年4月15日から開催された。残念ながら非常事態宣言を受けて5月5日までの会期を繰りあげて4月24日で中断してしまったが、全国巡回も予定されているようだ。 これは日初の月刊アニメ専門誌「アニメージュ」(徳間書店)が創刊された1978年ごろから、ジブリが設立されて「天空の城ラピュタ」が公開される1986年ごろまでに対象を限定し、他誌状況も交えて「アニメブーム」を回顧するものとなっている。ファンのムーブメントと誌面編集のシンクロが、いかにして世界的にもアニメーション文化として評価されているジブリを生みだしたか、そこにフォーカスした点で希有な展覧会である。同じ時代を過ごした者としては見逃せないし、「ジブリを当たり前のようにあるもの」と思っている世代にも、ぜひその作られるプロセス、それを支える熱気の原液を浴びてほし

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第33回 「アニメージュ」創刊、月刊雑誌誕生の意味
  • 雨宮哲監督の「SSSS.GRIDMAN」制作スタイルと“白飯”からはじまった「SSSS.DYNAZENON」

    「SSSS.DYNAZENON」キービジュアル (C) 円谷プロ (C) 2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会 イメージを拡大 4月2日から放送がスタートする「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」は、円谷プロとTRIGGERがおくる新作テレビシリーズ。大きな反響をよんだ「SSSS.GRIDMAN」(2018)と主要なスタッフを同じくする同作を、雨宮哲監督とTRIGGERはどのようにつくっていったのか。制作スタイルが近しい「SSSS.GRIDMAN」のメイキングを雨宮監督に振り返ってもらいながら、「SSSS.DYNAZENON」での新たなチャレンジについて聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部) ※4月12日追記。3ページ目に「SSSS.DYNAZENON」の具体的な話を伺ったパートを追加しました。 ■「SSSS.GRIDMAN」で原作へ

    雨宮哲監督の「SSSS.GRIDMAN」制作スタイルと“白飯”からはじまった「SSSS.DYNAZENON」
    yon_moo
    yon_moo 2021/04/13
    “※4月12日追記。3ページ目に「SSSS.DYNAZENON」の具体的な話を伺ったパートを追加しました。”