妊娠初期のホホジロザメの胎仔。体長55センチ。胎仔のこの形態も初めて確認された。(写真:沖縄美ら島財団) 映画『ジョーズ』の大ヒットで一躍サメの代名詞になった一方、その生態は多くの謎に満ちたホホジロザメ。そんなホホジロザメのメスが、妊娠初期に子宮のなかで子どもに「ミルク」を与えていることを沖縄美ら島財団総合研究センターの佐藤圭一氏らが発見し、9月16日付けのオンライン科学誌「Biology Open」で発表した。サメで子宮ミルクが見つかったのは初めて。(参考記事:「ホホジロザメ 有名だけど、謎だらけ」) ホホジロザメは世界の熱帯から寒冷域の海に広く生息する大型のサメで、最大では全長6メートル、体重2トンを超える。最強の捕食魚とも言われるが、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「危急種(vulnerable)」に指定されており、高い知名度の反面、研究報告は少ない。メスには子宮があり
私たちのパパはどこ-。5月に富山県魚津市の魚津水族館で誕生したドチザメの赤ちゃん2匹の出生が、謎を呼んでいる。水槽は雌の成体3匹だけが飼育されている「女の園」だったからだ。 担当の飼育員によると、雌の双子「マナ」と「カナ」が生まれたのは5月8日。「いつも通り見に来たら、見慣れない魚が2匹泳いでいて」。子ザメは体長20センチほどで、雌が交尾を経ず自らの卵だけで子をつくる「単為生殖」の可能性があるという。他のサメ類では単為生殖の報告例があるが、ドチザメで確認されれば世界初だ。 過去にも疑惑 同水族館では、平成25年4月にも単為生殖の“疑惑”があった。死産だったため、飼育員らは「まさか、という感じで気に留めなかった」。ところが2匹の誕生で仰天、疑惑が再燃した。 サメの繁殖に詳しい東海大の野原健司講師によると、サメ類には、交尾した際に雄の精子を体内に保存する「貯精」ができる種類がいる。だが3匹目の
Whale shark swimming tours are a popular tourist draw in the Yucatan Peninsula of Mexico. These tours are promoted as a way to boost the local economy and the conservation of this endangered species, but sometimes the tour operators and tourists don't follow the rules further risking the well-being of the sharks. Read more about whale sharks: http://animals.nationalgeographic.com/animals/fish/w
全長5メートルで400歳?=北極海のサメ、長寿-国際チーム グリーンランド沖で調査したニシオンデンザメ。全長5メートルの雌は400歳近いと推定された(コペンハーゲン大のジュリウス・ニールセン博士提供) 北極海に生息する「ニシオンデンザメ」は、大きくなると全長5メートルに達し、400歳近いと推定されることが、デンマークのコペンハーゲン大などの国際研究チームの調査で分かった。脊椎動物で最も長生きの可能性があるという。論文は12日付の米科学誌サイエンスに発表された。 ニシオンデンザメは非常にゆっくり泳ぐことが、日本の国立極地研究所などにより報告されている。成長も遅く、年間約1センチしか大きくならない。グリーンランド沖で雄より体が大きい雌28匹の全長を測定すると、81センチから5メートル2センチだった。 硬骨魚類の場合、年齢は耳石と呼ばれる骨に残る年輪のような線で分かる。しかし、サメは軟骨魚類
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