1975年の夏、宇宙探査が始まってまだ間もなかった頃、米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究センターとスタンフォード大学は宇宙植民の可能性について検討していた。このブレインストーミングサミットから、「1975 NASA Summer Study(1975年NASA夏季研究)」が生まれ、宇宙での生活とはどんなものかに思いがめぐらされた。研究の焦点は軌道周回宇宙船で、研究の成果は「Space settlements: A design study(宇宙植民:設計研究)」という文書にまとめられた。 当時NASAの長官だったJames Fletcher氏はその序文で、同研究を人類にとっての大局的な質問と呼んだ。「この取り組みに参加した人々は、人類と経済に与える影響、さらには技術的な実現の可能性を評価するために、私たちの想像力を刺激し、知力を伸ばすようなビジョンを示してくれた」(Fletcher氏)
米航空宇宙局(NASA)は5月24日、次世代の有人宇宙船「MPCV」(Multi-Purpose Crew Vehicle)計画を正式発表した。現在のスペースシャトル計画は7月のフライトで終了し、今後はMPCVで小惑星や火星の有人探査を目指す。 MPCVは多段ロケットで打ち上げられ、4人を乗せて21日間のミッションをこなし、カリフォルニア沖の太平洋に帰還する能力を持つ。スペースシャトルに比べ、打ち上げ時などの安全性は10倍に高まるという。 ベースとなったのは、有人月探査を目指した「コンステレーション計画」で米Lockheed Martinが開発していた「オリオン」。オバマ政権は予算不足から同計画を廃止したが、新たに多目的有人宇宙船として活用することになった。 スペースシャトルは7月のフライトを最後に退役。NASAは国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送などは国際協力や民間ロケット会社に
日時 2010年6月14日(月)20:10〜 場所 主会場:ウーメラプレスセンター(JAZZA Complex)/テレビ会議接続:JAXA相模原キャンパス研究管理棟内会議場 内容 小惑星探査機「はやぶさ」カプセル回収状況について/質疑応答 登壇者 長谷川義幸執行役、國中均教授(月・惑星探査プログラムグループはやぶさプロジェクトチーム)、西田信一郎室長(月・惑星探査プログラムグループ研究開発室)(以上、ウーメラプレスセンター)/川口淳一郎教授(JAXA相模原キャンパス) 用語:RCC(Range Control Center) 概要説明(長谷川執行役) 本日の流れを。(ウーメラ時間)8:24ヘリ発進、着陸許可取得。回収部隊が12:48にRCCを出発。13:23に回収地点から500メートルの距離に到達。16:38回収作業終了。17:30RCCに帰投。カプセル入りのコンテナをRCC内クリーンルー
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
Virgin Galacticの「VSS Enterprise」は米国時間3月22日午前7時5分、初の「キャプティブキャリー」テスト飛行のため、カリフォルニア州モハーヴェのモハーヴェ空港&宇宙港(Mojave Airport & Spaceport)を離陸し、乗客を乗せた商用宇宙飛行にまた一歩近づいた。 2009年12月7日に披露された同宇宙船は、母船である「VMS Eve」輸送機に取り付けられたまま飛行した。 商用宇宙飛行が開始されれば、この母船は高度5万フィート(約15.24km)まで航行し、そこでハイブリッドロケットエンジンを動力とするVSS Enterpriseを切り離し、乗客を準軌道宇宙飛行へ送り出す。 提供:Mark Greenberg Virgin Galacticの「VSS Enterprise」は米国時間3月22日午前7時5分、初の「キャプティブキャリー」テスト飛行のため
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【2007年10月4日 アストロアーツ】 旧ソ連が、世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げたのは1957年10月4日(日本時間10月5日)。「スプートニク・ショック」が世界を駆けめぐってから、ちょうど50年が経過した。 50年前のモスクワ時間1957年10月4日午後10時28分(日本時間5日午前4時28分)、ソビエト社会主義共和国連邦のカザフスタンにあるバイコヌール基地からR-7ロケットが飛び立った。約5分後にロケットの最終段が燃焼終了、直径58センチメートルで重量83.6キログラムのアルミ製球体が放出された。世界初の人工衛星「スプートニク1号」が軌道に投入されたのだ。 球体には4本のアンテナが備わっていて、周波数20メガヘルツおよび40メガヘルツの電波で0.3秒ごとに信号を送信していた。信号は世界中で観測され、「スプートニク・ショック」が駆けめぐった。科学技術でソ連を上回っている
新しい有人探査機による月面探査シミュレーション映像 2006年3月14日 コメント: トラックバック (0) ワイアード・ニュース・レポート 2006年03月14日 米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、2018年に月への有人ミッションを計画していると発表した。ミッションの目的は、新たに設計された有人探査機(CEV)をベースに、年に4回の月探査を実現することだ。これらの月探査では、NASAがやがては恒久的基地にと期待を寄せている地点に宇宙飛行士と必要物資を運ぶことになる。NASAのウェブサイトではシミュレーション映像(QuickTimeビデオ)が公開されている。以下に紹介する画像は、別途明記してあるものを除き、すべてNASAの提供。 地球を回る軌道上の貨物船(想像図) このミッションでは、貨物と人員が別々に打ち上げられる。貨物船は打ち上げで燃料を使い果たしたステージ(段)を切り離した後、地
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