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――今回の白紙撤回に至る経緯で、専門家の知見と、一般層の考えるあるべき姿に、大きな隔たりがあると今、感じています。たとえば「コンペできちんと費用を見積もりができないのはダメだ」と批判の対象になりました。あのコンペについて、建築家としてどう思いますか? あのコンペは「デザインコンクール」という少し変わった名称がついていて、まず、提案された大まかな考え方とイメージをもとにリーダーとなる設計チームを選ぶのが目的のコンペでした。そこでまずザハ・ハディド事務所が「デザイン監修者」という肩書きで選ばれ、その後の「フレームワーク設計」という段階でもう一度プロポーザルコンペが行われて、要件を整理しつつザハ事務所ら海外チームと連携を取りながら詳細の設計作業を進め確認申請や見積もりを出すための実施図面を作成するチームとして梓設計、日本設計、日建設計、アラップジャパンの4社からなる設計JVが日本側のチームとして
ひとつの会社で、サラリーマンを19年やった。 残念ながら、僕のサラリーマン人生は失敗だった。まだ、課長レベルだったけど、すでに先は見えていた。 自分ではデキるつもりで突っ走っていたのだけど、自分なりに壁を感じていたし、人事の同期から漏れ聞く会社の評価も、中程度のものであった。 僕らの世代(いま50代中盤)のサラリーマン人生も過酷だ。 順調なひとたちは、すでに取締役になっているが、最近のリストラで今更会社を辞めざるを得ないひともいる。 サラリーマンを続ける以上、上位に評価されるようにしなければ、若いころのわずかの差が、20数年後には無残な差となって突きつけられる。 いまでも、ときどき、ああこうすればよかったな、と思い出して後悔することがある。 そして、若くて元気なひとたちを捕まえて、オレみたいになるなよ、と説教したくなってしまう。 でも、僕の話など誰も聞いてはくれないので、こうやってブログで
http://anond.hatelabo.jp/20130830202223 小説を書くための学校に、2年間通った。 特定を恐れずに、その経験談を書いておこうと思う。 最初の教科書は本多勝一と木下是雄だった。 400文字詰原稿用紙のレポートを何度も書かされた。学校までの道案内や入学式の報告といった、無味乾燥としたレポートだ。 その400文字は、先生の厳しい添削で真っ赤になるのが常だった。 まともな文章をたった400文字すら書けない。その現実の中で僕らはもがいた。 本を読んだ。 プラトンから「神々の指紋」まである推薦図書のリストがあって、半分は読んだと思う。(神々の指紋は残念ながら読んでいない) 村上春樹や吉本ばななや江國香織が好きな人が仲間内では多かった。一方で、ラノベばかり読むグループもいた。 僕自身は、SFの古典や人文学系の新書を読んでいたと思う。 その時期いちばん読んで良かったと思
1990年代初めから約20年に渡って、多くの日本人の生活を支えてきた二つの“日の丸製品”が今月、申し合わせたかのように相次いで引退する。一つは1992年3月に初代「のぞみ」としてデビューした新幹線300系車両で、去る3月16日にラストランを迎えた。もう一つは国内初のデジタル方式携帯電話サービスとして1993年3月にスタートしたNTTドコモの「mova」だ。こちらの幕引きは3月31日、つまり明日に迫った。 300系は最高時速を220kmから270kmに大幅アップさせ、東京~新大阪間を二時間半で駆けた名スプリンターだ。新幹線の引退にファンの涙はつきものだが、こと300系の最後の勇姿には、ファンでない人も惜別の思いがひとしお募っただろう。 一方のmovaは端末の小型化や低価格化、通話エリアの拡大などを背景に、爆発的な携帯電話の普及をもたらす立役者となった。パケット通信サービスも96年にいち早く導
松本復興相が知事たちに対する「暴言」で、就任後わずかで大臣を辞任することになった。 この発言をめぐる報道やネット上の発言を徴して、すこし思うことがあるので、それについて書きたいと思う。 松本大臣が知事に対して言ったことは、そのコンテンツだけをみるなら、ご本人も言い募っていたように「問題はなかった」もののように思われる。 Youtube で見ると、彼は復興事業は地方自治体の自助努力が必要であり、それを怠ってはならないということを述べ、しかるのちに「来客を迎えるときの一般的儀礼」について述べた。 仮に日本語を解さない人々がテロップに訳文だけ出た画面を見たら、「どうして、この発言で、大臣が辞任しなければならないのか、よくわからない」という印象を抱いたであろう。 傲慢さが尋常でなかったから、その点には気づいたかもしれないが、「態度が大きい」ということは別に政治家が公務を辞職しなければならないような
昨日の菅総理の発言に関して、言い間違えた一部部分だけが取り上げられている内容が多く 本音の発言に関しては新聞もテレビもネットの書き込みですらあまり見かけないけれど 昨日の自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」で 菅総理が話した内容は素晴らしいと思いました。 私は、初めて日本の総理大臣を応援してみようと思いました。(退陣させられそうだけど・・) 菅総理のその部分のコメントを出来る限りそのままの内容で書き出しました 飯田哲也氏のコメント6/11(内容書き出し)のブログとご一緒に見ていただきたいと思います。 自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」 日時 平成23年6月12日(日) 14:00~15:30 場所 首相官邸 参加有識者(五十音順) ・ 枝廣淳子 環境ジャーナリスト ・ 岡田武史 元サッカー日本代表監督 ・ 小林武史 ap bank代表理事 ・ 坂本龍一
マハトマ・ガンジーが1919年から1932年にかけて英語で毎週刊行していた「Young India」というものがあり、この中の1925年10月22日付に掲載されたのが「七つの社会的罪 (Seven Social Sins)」というもので、ガンジーのさまざまな思想や考え方を端的に表しているものとして有名です。 最近では2011年5月23日に京都大学原子炉実験所助教である小出裕章氏が参議院行政監視委員会にて原発に関わるさまざまなことを批判する一連の発言の最後として「『道徳なき商業』。これは多分、東京電力始めとする電力会社に私は当てはまると思います。そして『人間性なき科学』と。これは私も含めたアカデミズムの世界がこれまで原子力に丸ごと加担してきたと、いうことを私はこれで問いたいと思います」というようにして使用していました。 「七つの社会的罪 (Seven Social Sins)」の中身は以下か
ここ数年、さらにインターネットで色々な人がつながったりしている。自分も学生時代の友人とオンラインで再会し、普通に今日の天気について語り合ったり今日食った物の写真を眺めたりしている。今はインターネットユーザーとはイコール若者の大多数なので、結構気軽にそう言うコネクションを築けるけど、ブロードバンド普及以前はそうでもなかった。ツイッターはワンクリックで見知らぬ誰かをフォローできる。ちょっと前だとSNSなんかはマイミクに登録したりフレンド申請したりで承認含めて3クリックくらい?。もうちょい前だとブログ。古き良きトラックバックおよびコメント交流。複数回のクリックに加え、タイピングが少し必要。さらにさかのぼって、まだブログとかが流行しだす以前、個人サイトをやっている管理人は、気に入ったサイトに自分のページからリンクを貼る際、リンクページを作ったり相手にメールして許可を取ったりしていた。それはそれは不
平沢さんがプロミュージシャンとして最初にインターネットへ軸足を移して10年。無料配信やインタラクティブライブ、今回の「還弦主義」など、続々とネットを通じたパフォーマンスを展開してきた。その結果、この音楽不況下にあって売上を伸ばし続けているというから驚きだ。その秘密は何か? というのが今回のテーマ。 「新しいスタンダードを作った方が早い」 という前回の平沢さんの発言は、明快かつ示唆に富んでいる。いま「旧(ふる)いスタンダード」のシステムが壊れつつあり、それらを延命させるために様々な規制が講じられつつある。 だが、本来音楽は、そうしたものとは無関係にあって、そうしたものと戦う必要もない。10年前にそこから抜け出す最初の一歩を踏み出した人は、それを「体感」として語ってくれた。むしろシステムに乗った途端に失われるものについても。 では、インタビューの続きをお楽しみください。 ビジネスモデルと呼べる
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