秦 亮彦 企画・ファシリテーション:一條 貴彰 映像・音楽・ストーリーテリングなどの総合芸術であるゲームは、大型作品では数百人が関わり、各分野のプロフェッショナルが連携しながら作品がつくられます。完成した作品としては見えにくくなる各分野の工程や発想を、制作者の声で紐解く本シリーズ。第1回は音楽を取り上げます。ゲームにおける音楽はユーザーとのインタラクションで初めて成立する表現といえます。一般的なCDやストリーミングで再生される音楽だけではなく、場面に応じて常に変化する楽曲が開発され、取り入れられています。今回はゲームに楽曲を導入するプロフェッショナルである、セガの小林秀聡氏、サウンドプログラマーの岩本翔氏を招いて、「インタラクティブ・ミュージック」と呼ばれるゲームならではの音楽のスタイルについて紹介します。 連載目次 第1回 ゲームから新たな楽曲表現「インタラクティブ・ミュージック」への誘