コロナ禍を経て、オンライン授業・在宅ワークの普及により、病的ではない「健康なひきこもり」の存在が示唆され、「病的なひきこもり」と区別できる指標が求められている。 「病的ひきこもり」および「非病的(健康な)ひきこもり」を評価するためのツールHiDE(Hikikomori Diagnostic Evaluation)[構造化面接法および自記式スクリーニング票]を開発。 HiDEによるオンライン調査で、物理的にひきこもりはじめて3ヶ月未満の「病的ひきこもり」の人がゲーム障害になりやすく、コロナ禍での縦断調査では意外にも外交的で社会的役割を希求する傾向が「病的ひきこもり」のリスク因子として同定された。 HiDEの活用により「病的ひきこもり」の早期発見・早期支援を実現することで、うつ病やゲーム障害など精神疾患の予防に繋がることが期待される。 「社会的ひきこもり(以下、ひきこもり)」は、一般的に6ヶ月