『華麗なるギャッツビー』(2013)のプレミア試写会にて。〈左から〉バズ・ラーマン監督、キャリー・マリガン、ジェニファー・マイヤー、トビー・マグワイアとミウッチャ・プラダ。 Photo: Getty Images 今まで、さまざまなデザイナーたちが映画の衣装デザインを担当し、美しい世界を演出するのに一役買っている。ハリウッドに置いて大きく貢献した最初のフランス人クチュリエの代表は、クリスチャン・ディオール。彼は1950年代のモノクローム映画に多く出演したマレーネ・ディートリッヒの衣装を担当している。また、映画史上もっともファッショナブルな作品のひとつである『ティファニーで朝食を』(1961)のオードリー・ヘップバーンが纏ったリトル・ブラック・ドレスは、ユベール・ド・ジバンシィによるものだ。ここ10年では、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャッツビー』(2013)でミウッチャ・プラダがフラッパ