どんどん加筆修正。 近年は、指導は何であれ、子供たちにわかりやすく伝えることが重視される。一般の社会でも「わかりやすさ」が求められるから、書店の本はおそらく、「具体的にわかりやすく述べる」が骨子になっているだろう。また、学校では、一部の生徒への配慮から集団全体への注意事項であっても具体的な指導が良しとされる。具体例を挙げると「ちゃんとしなさい」はわかりにくいから、具体的に「背筋の伸ばしなさい」「忘れ物をしないように気をつけなさい」などの具体的な言を与える方が良いとされる。もっとも、もっと具体的な事項でないと、具体的だと思わない人も多いだろうが、「具体」と「抽象」とは、あくまでも相対的で幾層もの階層持つものだ。 人間の思考は、常に具体と抽象の間を行き来する。「ということは、どういうことか?」という問いかけは、何も勉強に限ったことではない。日常生活においても重要である。 また、同じ「具体」と言
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