今年9月、ロサンゼルス・ドジャースのローガン・ホワイトGM補佐(写真中)が花巻東を訪れ、面談を行った後の写真。エーシー・興梠アジア部長(左)、小島圭市スカウトと共に。「大谷選手は世界でもトップクラスのアスリートです。ドジャースに来てほしいと思っている。必要なら毎日足を運ぶつもりだ」と語ったローガン氏。 遂に“来るべき”時がやって来た……。 その去就が注目されていた花巻東高校の大谷翔平投手がメジャー挑戦を正式表明した。日本の球界関係者やメディアの間では、このニュースを衝撃的に捉えているようだが、本当にそれほど予想外の事態だったのだろうか。 揉めに揉めた次回WBC参加問題の時もそうだったが、日本球界の議論は常に“内向き”思考のように思える。今回の大谷の件にしても、MLBの視点から考察してみれば問題の本質がハッキリと見えてくる。それは、NPBの“事なかれ”“棚上げ”体質とでも言えるものだ。これま