北陸新幹線敦賀―新大阪間に関し、国土交通省が与党や沿線自治体の求める2023年度当初の着工を断念し、地下駅が想定されている京都、新大阪両駅の施工法などを工事認可前に検討する方針を固めたことが12月13日、関係者への取材で分かった。認可後の作業を前倒しすることで事業の進展を図り、与党、沿線自治体の理解を得たい考えとみられる。 環境影響評価(アセスメント)が新型コロナウイルス禍や一部住民の反対などによって、京都府北部で遅れていた。国交省は前倒しする事業を来年度予算に計上する方針で、14日の与党北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員会で説明するとみられる。 ⇒LED60万球が織りなす光の海「ミライエ」 福井県敦賀市のイルミネーション、新オブジェも登場 敦賀以西は整備新幹線としては初めて、大都市部のターミナル駅が地下駅となる想定。地下水への影響や軟弱な地盤による工事の難しさ、長大なトンネルを掘ることによ