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ブックマーク / artexhibition.jp (6)

  • 【レビュー】「Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024」受賞記念展 サエボーグ、津田道子が描く「他者との関係性」の不思議と揺らぎ 東京都現代美術館で7月7日まで

    アクセス:東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口から徒歩9分、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口から徒歩13分。東京メトロ東西線木場駅3番出口から徒歩15分、都営地下鉄新宿線菊川駅A4出口から徒歩15分 「Tokyo Contemporary Art Award」は東京都とトーキョーアーツアンドスペースが2018年から開催している現代美術の賞です。海外での活動に意欲をもつ中堅アーティストを対象にしており、各回の受賞者は2組。受賞者には賞金のほか、海外での活動支援や東京都現代美術館での受賞記念展の開催、モノグラフの発行など、継続的な支援を受けることができます。今回は第4回で受賞したサエボーグと津田道子という近年、その活動が注目されている2人の展覧会です。 受賞者のサエボーグ(左)と津田道子(東京都現代美術館で) なぜ私たちはペットと生きるのか? サエボーグ サエボーグは1981年、富山県生ま

    【レビュー】「Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024」受賞記念展 サエボーグ、津田道子が描く「他者との関係性」の不思議と揺らぎ 東京都現代美術館で7月7日まで
  • 【開幕】「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」DIC川村記念美術館(千葉・佐倉)で6月30日まで

    「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」がDIC川村記念美術館で3月9日に開幕しました。カール・アンドレ(1935-2024)は、1960年代後半のアメリカを中心に興った「ミニマル・アート」の代表的な彫刻家で、詩人でもあります。 アンドレは、それまでの彫刻のように造形するのではなく、できるだけ素材に手を加えない表現を見出しました。「木は木らしく、鋼鉄は鋼鉄らしくあることを望む」と語ったように、物質そのものを前面に出します。初期は既製品のレンガも使用しましたが、次第に金属、木、石など工業的素材を板やブロックに加工して使うようになりました。経年などによる金属の錆や木のひび割れなども作品の一要素です。 展示風景 作品は立方体や直方体といった同じ大きさと形状のユニットを反復して、規則的に並べて作ります。ユニットは、自身が一人で持ち運べる大きさと重さを基としました。ユニット同士は接合や接着はせず、隣

    【開幕】「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」DIC川村記念美術館(千葉・佐倉)で6月30日まで
    gurinekosan
    gurinekosan 2024/03/18
    DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市坂戸631 ) | 2024年3月9日(土)-6月30日(日) | 休月(4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火) | 9:30-17:00
  • 【開幕】「日本画の棲み家」泉屋博古館東京で12月17日まで 「床の間芸術」を考える

    泉屋博古館東京(東京・六木一丁目)で11月2日から特別企画展「日画の棲み家」が始まります。 あらゆる物事の西洋化が進んだ明治時代の日。絵画を鑑賞する場も例外ではなく、西洋から移植した「展覧会」が、作品そのもののあり方や鑑賞方法を大きく変えました。屏風や掛け軸をはじめとする日画を、もともとあった邸宅の床の間や座敷で飾られた取り合わせなどで再現して展示。「展覧会芸術」の対極にありながらも共存した「床の間芸術」を再考します。 上)高島北海《蜀道青橋駅瀑布図》明治41年(1908年) 下)宮川香山《倣洋紅意窯変花瓶》明治~大正時代前期(20世紀) いずれも泉屋博古館東京蔵 左)木島櫻谷《震威八荒図衝立》大正5年(1916年) 右)狩野芳崖《寿老人図》明治10年代前半頃(1877~82年) いずれも泉屋博古館東京蔵 巻物も手元で繰りながら至近距離で細かいところまで自分のペースで観賞するものな

    【開幕】「日本画の棲み家」泉屋博古館東京で12月17日まで 「床の間芸術」を考える
    gurinekosan
    gurinekosan 2023/11/03
    特別企画展「日本画の棲み家」泉屋博古館東京(東京都港区六本木1丁目5番地1号) | 2023年11月2日(木)~12月17日(日) 月曜休館 | 11:00~18:00 (※金曜日は〜19:00)
  • 【プレビュー】アーティゾン美術館で「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」9月9日から

    9月9日より、アーティゾン美術館にて「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」がスタートします。 ブリヂストン美術館がアーティゾン美術館として2020年に開館して以来、石橋財団コレクションと現代美術家の共演として企画されてきた「ジャム・セッション」。第4弾となる今回は、日の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使った作風が特徴の山口晃(1969年~)を迎え、「近代」、「日的コード」、「日来性」とは何かをテーマに展開します。 日は近代を接続し損なっている 山口晃《善光寺御開帳遠景圖》2022-2023年、善光寺、撮影:村山正俊 ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery 日は近代を接続し損なっている、いわんや近代絵画をや。 写実絵画やアカデミズム絵画に対する反動としての、

    【プレビュー】アーティゾン美術館で「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」9月9日から
  • 【開幕】特別展「木島櫻谷-山水夢中」 伝統の写生とモダンな感覚、絶妙の融合 泉屋博古館東京で7月23日まで

    京都画壇の代表的存在として再評価著しい木島櫻谷(このしま・おうこく、1877-1938)。近年、動物画で人気を集めましたが、自然を描いた作品も見事です。調査が進む写生帖が「このまま作品で発表でいいのに」という完成度でとてつもない才能は明らか。 ダイナミックな波濤の表現が見事。漢文の素養もあったおうこくさん、小さく漢詩も書き込まれているなど 一緒に写生に行った仲間の似顔絵。描くのが非常に早かったので、先に描き終えると、こうして時間をつぶしていたようです。 おうこくさんが凄いのは写生をそのまま制作せず、醸成させて作品に昇華させる点。代表作の大作《駅路之春》も細部までリアルで、かつ全体としては現実の世界とはどこか違う不思議な空間を作り上げています。ぜひ現場で見てほしいです。 《駅路之春》大正2年(1913)(福田美術館) 馬の柔らかな表情の表現など絶品です 細かい葉の描き込みも精密そのもの 旅支

    【開幕】特別展「木島櫻谷-山水夢中」 伝統の写生とモダンな感覚、絶妙の融合 泉屋博古館東京で7月23日まで
  • 「おもかげのうつろひ 佐藤壮馬」資生堂ギャラリー 大雨で倒れたご神木を3Dデータで“再現” 生命の循環と再生を表現 5月21日まで

    「shiseido art egg」は、オープン以来100年以上の歴史を誇る資生堂ギャラリーが、新進アーティストに門戸を開く公募制のプログラムです。第16回は岡ともみ、YU SORA(ゆ  そら)、佐藤壮馬の3氏が入選し、それぞれの個展が1月から開催されました。今展は締めくくりの佐藤氏の個展です。生命の神秘や自然と人間との関係など、見る人に様々な思いを募らせる神秘的なインスタレーションです。 地下にあるギャラリーを上から眺める 中山道の宿場町を見守っていたご神木 気鋭のアーティスト、佐藤さんがモチーフにしたのは、岐阜県瑞浪市の神明神社の境内にあったご神木です。中山道47番目の宿場町として栄えた大湫(おおくて)宿のシンボルで、高さ40㍍、根元部分の周りの長さは11㍍という巨木でした。2020年7月11日、大雨の夜に倒木しました。幸い、周囲の民家を避けるように倒れ、ケガ人などはありませんでした

    「おもかげのうつろひ 佐藤壮馬」資生堂ギャラリー 大雨で倒れたご神木を3Dデータで“再現” 生命の循環と再生を表現 5月21日まで
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