ある日のことである。編集部の安藤さんから「第二海堡(かいほう)の上陸ツアーを取材するんですが一緒に行きませんか?」という連絡があった。 えっ、嘘っ、第二海堡に上陸できるの?! 私は二つ返事で「行きます!」と答え、まるで遠足を待つ子供のように、うきうき気分で当日を迎えたのであった。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:バイクのミラー越しに夜の景色を見るとエモい > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 明治時代に築かれた、東京湾の入口を守る人工島 「第二海堡」と言われても馴染みのない方が多いと思うが、これは東京
活用が検討されている旧根岸競馬場の1等馬見所。階段状に屋根付きの観覧席があったとみられる=横浜市中区で2021年4月7日午後5時36分、樋口淳也撮影 横浜市は、日本初の近代競馬場として知られる旧根岸競馬場にあった観客スタンド「1等馬見(うまみ)所」(中区)の本格的な活用に向けた検討を始めた。隣接する米軍根岸住宅地区の返還につながる作業が始まったことを受けたもので、老朽化が進む馬見所を改修・保全した上で活用の方向性を模索する。【樋口淳也】 JR根岸駅の北東約1キロの高台にある1等馬見所は、三つ並んだ塔が特徴的な建物だ。この場所には1866年から競馬場があり、その規模は「東洋一」だったとされる。 市などによると、馬見所は観客スタンドとして1930年ごろに建てられた。設計は、旧丸ビルなどを手がけた米国の建築家J・H・モーガン。地上7階建てで、塔の部分も含めた高さは約30メートルある。内部には貴賓
美唄市の廃校 沼東小学校。 北海道で一番有名な廃校…好きな人なら全国的にも行ってみたい廃校の上位に入るかもしれません。 もともと1階部分は水没しているんですが、ここ数日の記録的な豪雨により、さらに道のりは困難を極めました。 前回訪れたのは14~5年前の秋。 遠い記憶ですが、アプローチは覚えています。 川沿いの林道を車で橋まで進む予定でしたが、沢のようになった林道はスタック必至…諦めて歩きます。 春先の山歩きのために使っているスパイク長靴が重宝しました。 この日は川の水量が異常に多く、ベアベルを鳴らして歩きましたが、熊さんには聞こえてなかったろうなぁ。 沢のようになった林道を橋まで約10分、そこから折り返してさらに豪雨で沼地のようになった藪こぎの獣道を5分… 右手に鉄骨が剥き出しとなった体育館跡が見えてきます。 . 異様な存在感で自然の闇に溶けていました。 さらに藪こぎして進むと… 旧沼東小
2020年06月13日09:18 55億円詐欺舞台!西五反田の『海喜館』の解体状況(2020.6.12) 昨日の昼休みに撮影してきた解体工事中の「海喜館」です。積水ハウスが地面師グループに架空取引で土地購入代金55億5000万円をだまし取られた事件の舞台です。ちなみに解体工事の事業主は積水ハウスではなく正式に土地を取得した旭化成不動産レジデンスです。 少し遡って5月27日時点です。このときは建物は解体されていますがまだ塀などは残っていました。 さらに遡って4月3日時点です。この頃は解体工事が始まったばかりでした。 それでは昨日6月12日に撮影した解体工事中の「海喜館」です。建物の解体は終わり数日前からは塀の解体工事も行われ、今は仮囲いの設置が始まっていました。 仮囲いは中を覗けないくらいの高さがあります。 西五反田本町会防災資機材倉庫は解体されずに残っていますが、その隣の隙間は敷地の一部の
今回も過去に訪ねた場所を集めての振り返りノートです。 鉄道の線路が写っている風景から少し特殊なの、錆びたレールが多めな『錆鉄』。 なぜこんなのばかり... はじめは川崎・横浜の臨海部がメインです。貨物線や引き込み線、鶴見線というローカル線など。 JR貨物と鶴見線浜川崎駅構内 南武線の支線にも浜川崎駅があります。 南武線の駅入口付近と現役の東海道貨物線、高架は廃線になった昔の貨物線。 鶴見線で浜川崎からひと駅先。 昭和駅 昭和駅近くから道路にはみ出す引込線跡〈足元〉 右側にあった日本鋼管(現JFEスチール)へのびていた引き込み線のレール。 昭和駅の次が終点扇町駅 鶴見線扇町駅ホームを望む 扇町駅先の昭和電工引込線 少し離れます。 JR貨物川崎貨物駅付近 最近は鉄道貨物の需要が少ないのか、がらんとしたかんじ。 道路を斜めに横切って日本触媒川崎製造所に入っていく神奈川臨海鉄道の線路 神奈川臨海鉄
京成電鉄が同社の歴史を振り返るイベント「京成リアルミュージアム」を開催。会場は、上野公園にある旧・博物館動物園駅です。過去の記念乗車券やヘッドマークをはじめ、一般公開が初めての展示物も並んでいます。 博物館動物園駅駅舎の一部を公開 上野公園(東京都台東区)の地下に眠る旧・博物館動物園駅の一部公開が始まりました。 2020年2月8日(土)、京成電鉄が旧・博物館動物園駅でイベント「京成リアルミュージアム」を開始。会場として同駅の地上駅舎内部とコンコース階を公開しています。 拡大画像 旧・博物館動物園駅で開催されているイベント「京成リアルミュージアム」の様子(2020年2月8日、乗りものニュース編集部撮影)。 旧・博物館動物園駅は、京成本線の京成上野~日暮里間にある廃駅です。1933(昭和8)年に開業して以降、帝室博物館(現・東京国立博物館)や恩賜上野動物園の最寄り駅として利用されてきましたが、
当保存会では、お茶の水橋の都電レール・敷石の嫁ぎ先として、これまでさまざまな教育機関・博物館とご相談を進めて参りました。 ここは船橋にある日本大学理工学部科学技術史料センター。 「CSTミュージアム」として一般にも開放されているこの施設から、とても嬉しいお知らせをいただきました。 施設の前の広場をご覧ください。 当保存会からのご紹介で千代田区から譲り受けたレール、敷石、そして鉄製の枕木が、なんと出土当時そのままのレイアウトで精緻に復元されています・・・! 古レールの保存例は各所にありますが、敷石・枕木を含む路面軌道そのものが、2メートル以上にわたり正確に復元された例はなかなかなく、極めて珍しいものです。今から90年以上前、1931年に二代目お茶の水橋が竣工した昭和初期、世の中がまだ手作りだった時代の雰囲気を感じることができる、貴重な展示資料です。 敷石の間には、軌間(ゲージ)を保つための「
今回は相鉄線に残る廃線を見学してきました。★★★鉄道情報募集中★★★鉄動画チャンネルでは鉄道に関する面白スポット、珍しいスポット、行って楽しいスポット、検証・取材をして欲しい事などなんでも募集しております。ご意見・情報提供は以下の方法でお願い致します。・Twitterダイレクトメッセージ・YouTubeコメント欄...
シリーズ行ってみたくなる鉄道スポット第13弾「全ての踏切が使用中止。横浜の不思議な線路を見に行きました。新線のようにも廃線のようにも見える休止線。」です。★★★鉄道情報募集中★★★鉄動画チャンネルでは鉄道に関する面白スポット、珍しいスポット、行って楽しいスポット、検証・取材をして欲しい事などなんでも募集しておりま...
ゴールデンウィーク北海道旅行の最大の目的は、ここ上士幌町・糠平湖にある旧士幌線のタウシュベツ川橋梁でした。短い休みで関東から訪れるのはなかなか難しい場所ということもあって、今回ようやく訪れることが出来ました。 www.guidecentre.jp タウシュベツ川橋梁は1937年に完成したコンクリートアーチ橋で、糠平ダム建設に伴う1955年の線路付け替えで廃止となった旧線区間(士幌線そのものの廃止は1987年)にあります。湖への林道に車が入るには営林署の事前許可が必要なため、観光客が橋まで行くには基本的に「NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター」主催の見学ツアーに参加する形になります。連休中はかなりの人気で、わずかに空いていた5月3日午前の回になんとか参加することができました。 糠平湖の水位が夏になって上がると水没するため、「幻の橋」とも称されています。5月上旬は水位が最も低い時期、水のない
相鉄12000系一般公開で訪れた4月13日の相模大塚、せっかくなのでここから延びる相鉄厚木基地専用線(厚木基地航空隊線)廃線跡の現況も見てきました。まずは分岐部の相模大塚2号踏切からです。右側の廃線跡は線路も架線もそのまま残っています。 2017年9月末にアメリカから返還となったこの廃線跡、この後も2017年10月1日のエントリーでご覧いただいたのとだいたい同じ写真になりますがご容赦ください。 1枚目の写真の先、勝手に出来た踏切というか通路から覗いた景色はこのような感じです。 県道の横断部は2017年とほとんど変わりません。と書きかけたところで改めて写真を見比べると、踏切警報器が消えていることに今さら気がつきました。 県道沿いの店の裏への踏切だった部分には軽トラックが停めたままになっていて、正式に廃線となったことがよく分かります。 線路を覆っていた大木も、線路部分は枝が払われていました。切
前回の記事(まぼろしの「博物館動物園駅舎」復活の舞台裏)では、旧博物館動物園駅が21年の廃駅を経て、どのような経緯で再び扉を開けたのか、その裏話を関係者に取材した。 今回は、1933年に代々引き継がれてきた世伝御料地にオープンしたその壮麗な姿、そして歴史を感じさせる佇まいを、いかに壊さぬよう修復をしたのか、まさに芸術ともいえる改修工事について、東京藝術大学の日比野克彦美術学部長と、京成電鉄の鉄道本部施設部工務課・久保田真矢氏に話を聞いた。 駅舎が解体されると記憶も消えてしまう まずは東京藝術大学出身であり、博物館動物園駅を文字通り身近に感じていたであろう日比野氏に1980年頃の学生時代の印象を聞いてみた。 「友人が京成線沿線に住んでいたので、よく使っている身近な駅でした」と、さらりと言ったあと「でもね」と続けた。「身近だったけれど、博物館動物園駅にはあの駅にしかない魅力があった。普通の駅と
兵庫県篠山市内の市街地にある元遊郭の建物「大正楼」が、老朽化などによる損傷が激しいため、篠山市が「特定空き家」に指定し、近く取り壊されることがわかった。「篠山町七十五年史」によると、大正楼は、昭和初期に愛人の男性を殺害した「阿部定」が最後に遊女として勤めた場所でもある。地元住民は、「崩れ落ちているところもあり、危ない状態になっていたので、取り壊されると聞き安心している」とし、「遊郭があったということに良い印象はない。早く歴史の中に埋没していってほしいと思う」と複雑な心境を吐露している。 地図から消えた村 祟り恐れ、住民ら毎年墓参り 建物は木造瓦葺き2階建て。表から見ると玄関やひょうたん型の窓など、当時のままのように見えるが、背後は崩れ落ちており、倒壊の危険性が高い。 このため市は空き家対策特措法に基づき、昨年12月7日付で現在の所有者に対し、建物の除却か大規模修繕を命じたものの、期限を過ぎ
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