ホーム / ニュース・記事 / 美術館はこれまでも抗議活動の場であった。国立西洋美術館で起きた抗議を機に、海外の事例や理論的な積み重ねを解説(文:五野井郁夫)
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2022年2月24日、ロシアはウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始した。それから2年。この戦争が終わる見通しは立たず、いまなお過酷な状況が続いている。 Tokyo Art Beatでは2022年の侵攻直後、ロシア東欧美術・文学研究者の鴻野わか菜にウクライナとロシア出身の4名のアーティストのインタビューを寄稿してもらったが、今回はこの2年を経て、新たにウクライナとロシアの作家の作品と現状に迫るテキストを全3回で掲載する。 今回はロシア人アーティスト、ハイム・ソコルのインタビュー。イスラエルへと移住したものの、同地でも戦争という悲劇が起きたいま、アーティストは何を語るのか。【Tokyo Art Beat】
── 2020年以降は、どのような動きがあったのでしょうか? 2020年にアラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルが国交を正常化しました。これ以後、湾岸諸国やアラブ諸国の間でイスラエルとの関係を見直し、正常化に向かう動きが進みました。これをユダヤ教、キリスト教、イスラーム教に共通する預言者アブラハムにちなんでアブラハム合意と呼びます。アメリカのバイデン政権は、サウジアラビアとイスラエルの国交正常化に向けた交渉を仲介し、サウジアラビアがイスラエルとの国交を正常化すれば、アメリカはサウジアラビアの安全を保障すると確約していました。 サウジアラビアのサルマーン国王周辺は、1967年の戦争以前の国境での二国家共存によってパレスチナ問題を解決し、アラブ諸国がイスラエルを承認して国交正常化する、という2002年アラブ平和イニシアチブの原則に変わりがないことを一貫して明言しています。しかし、ムハンマド皇太
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2023年9月13日、ロシア極東のアムール州で握手するウラジーミル・プーチン大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(Kremlin Press Office / Handout/Anadolu Agency via Getty Images) 北朝鮮の指導者である金正恩がロシアを訪れ、プーチンと会った。北朝鮮からロシアへの武器提供などが取り沙汰されているが、2人が何を話し合ったのか具体的な内容は謎のままになりそうだ。だが、背景を知り、手がかりを探っていくと、浮かび上がってくるものもある。 筆者は2009年の冬、ロシア、中国、北朝鮮3カ国の国境が交わる地帯に足を運んだ。中国領のすぐ向こう側に、北朝鮮とロシアを結ぶ鉄道路線が走っている。金正恩は今回、豪華な専用列車に乗って、この路線を通ってロシア入りしたもようだ。 中国領の最も奥まったところにある展望台からは、近くに踏切が寂しげな姿をさら
(CNN) 中国のオペラ歌手のパフォーマンスを巡って、外交的な対立が起きている。発端は、この歌手がソ連時代の歌曲「カチューシャ」をウクライナ南部マリウポリの劇場で歌った動画が公開されたことだった。この劇場では昨年、同市へのロシア軍の爆撃に伴って数百人が死亡していた。 オペラ歌手のワン・ファン氏は、中国人のブロガーの一団に加わり、ロシア占領下のマリウポリを訪問した。 「カチューシャ」はソ連時代の民謡で、第2次世界大戦中に人気を博した。歌は国民に対し、軍役について国土を守るよう呼びかける内容となっている。 ウクライナ外務省は、上記の一団が国境を侵犯したと非難。同省の報道官は8日、フェイスブックの声明で「彼らの到着は違法であり、外国人の入境を規定したウクライナの法律に著しく違反している」と述べた。 またマリウポリの劇場ではロシア軍が罪のない人々を600人以上殺害したとも指摘し、そのような場所で中
ホーム > 映画ニュース > 2023年8月28日 > 塚本晋也監督、最新作「ほかげ」で「加害者の恐ろしさを語らなければ」 ベネチア国際映画祭へ9度目の出品 塚本晋也監督、最新作「ほかげ」で「加害者の恐ろしさを語らなければ」 ベネチア国際映画祭へ9度目の出品 2023年8月28日 13:00 取材に応じた塚本晋也監督第80回ベネチア国際映画祭(8月30日~9月9日)のオリゾンティ部門に「ほかげ」が選出された塚本晋也監督。同部門の最高賞に当たるオリゾンティ賞を受賞した2012年「KOTOKO」、コンペに選ばれた15年「野火」、18年「斬、」と4作連続、計9度目の出品となる。 加えて、北野武監督の「HANA-BI」が金獅子賞を受賞した97年のコンペなど、これまでに3度審査員を務めているゆかりの地。「ほかの映画祭への出し方がよく分からないので…(苦笑)。だから周りにはふれないように、期待しないよ
昭和20(1945)年8月6日に広島市へ原子爆弾が投下され、続いて8月9日には長崎市にも原子爆弾が投下され、長崎市だけで73,000人以上の死者を出した。当時長崎市は九州配電長崎支店の営業範囲であり、本稿では九配長崎支店の被害・復旧活動について記す。 (1)被害 8月9日11時2分、アメリカ陸軍航空軍第509混成部隊所属のB-29戦略爆撃機「ボックスカー」によって原子爆弾「ファットマン」が投下された。九州配電長崎支店では職員21名が殉職し、職員の家族77名が死亡した。長崎支店は爆心地から4km離れた長崎市五島町(現在の五島町電停付近、ドコモショップ長崎大波止店が所在)に立地していたこともあり、日本発送電中国支店、中国配電に比べると死者数は非常に少ない。 位置関係(送電線は現在のもの)①発電設備 長崎火力発電所(現在は九州電力稲佐寮が所在)が全壊の被害を受けた。長崎火力発電所は元々大正4(1
バウハウス閉校から90年。ナチスが奪った表現の現在地点とこれから2023年、ドイツ・ヴァイマールに生まれた革新的な総合造形学校「バウハウス」は閉校から90年を迎えた。ナチスが奪い去った表現がいかにして今日まで続いてきたのか。閉校90年を契機に振り返るとともに、バウハウス思想の現在地点と、これからのあり様について考察する。 文=深川雅文 バウハウス・デッサウ校舎 撮影=Eiji INA 「バウハウス」とは、1919年に建築家のヴァルター・グロピウスによってドイツ・ヴァイマールに創設された総合造形学校だ。「建築」を基軸にした総合的な造形芸術教育を実践し、近代デザインの形成に大きな影響を与えたことでも知られている。 2019年はその開校100周年を迎え、ドイツを中心に世界中で記念のイベントが開催された(*1)。それから4年後の2023年は閉校から90年を数える。改めて、閉校という視点からその過去
▼本編(114分)フル視聴は以下のURLから(「文藝春秋 電子版」初回登録は「月あたり450円」から) https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h6051 【フル動画】小泉悠×太田啓之×高橋杉雄「アニメの戦争と兵器」 ▼「文藝春秋 電子版」掲載のテキスト記事はこちら 小泉悠×高橋杉雄「ウクライナ戦争『超精密解説』」(2023年5月号掲載) https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h5941 太田啓之「《語り残した事は多い》宮﨑駿が漫画版「ナウシカ」に描いた“最後の1コマ”の真意とは?」 https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h6151 小泉悠×高橋杉雄「ウクライナ戦争『超精密解説』」(2022年9月号掲載) https://bunshun.jp/bungei
「私はまだロシアのことを友人だとおもっています。でもこのような戦争は認められません」。北大祭最終日の6月4日(日)、講演で小泉悠さん(東京大学専任講師/軍事評論家)は強いメッセージを発しました。 小泉さんは2022年2月24日に始まったロシア・ウクライナ戦争を受けて、ロシアの軍事・安全保障の専門家としてメディアで解説を行うだけではなく、自らのTwitterでも活発に発信をしています。 学祭実行委員会企画として開催された本講演会は大きな関心を集め、事前配布の整理券はすぐになくなり、定員360人の会場は満員となりました。「ロシア・ウクライナ戦争と日本の安全保障」と題し、工学部B棟オープンホールで12時から開催された講演の概要をお伝えします。 【川本思心・北海道大学理学研究院/CoSTEP】 (工学部前には、会場前から整理券をもとめて長蛇の列ができました) 日本とロシアの関係、高まる関心 東京は
5月10日、中国の調査船と沿岸警備隊の船2隻、漁船11隻が、ベトナム沖でロシアとベトナムの国営企業が運営するガスブロックに侵入したと、2つの監視団体が明らかにした。写真は2017年4月に南シナ海のスカボロー礁で撮影した中国沿岸警備隊の船(2023年 ロイター/Erik De Castro) 中国の調査船と沿岸警備隊の船2隻、漁船11隻が10日、ベトナム沖でロシアとベトナムの国営企業が運営するガスブロックに侵入したと、2つの監視団体が明らかにした。南シナ海で新たな火種になる可能性がある。 中国は南シナ海で領有権を主張しており、近隣国の排他的経済水域(EEZ)で最近、活動を活発化させている。ロシアのショイグ国防相は3月、ロシアと中国の強い関係は世界の安定を支える主要な要因だと述べているが、南シナ海においては利害が対立することもある。 ロイターが入手した監視データによると、中国の船舶はロシアのザ
ベラルーシで行われた、同国とロシアの合同軍事訓練の様子。ロシア国防省提供の映像より(2022年2月19日入手、資料写真)。(c)AFP PHOTO / RUSSIAN DEFENCE MINISTRY 【1月16日 AFP】ベラルーシ国防省は16日、ロシアとの合同空軍演習を開始したと発表した。ベラルーシをめぐっては、ウクライナ侵攻への参戦を懸念する声もある。 演習は来月1日まで、ベラルーシ国内のすべての軍用飛行場で行われる予定。関係者は、防衛訓練だと説明している。 ウクライナの隣国ベラルーシは、ロシアがウクライナへ侵攻する際、自国領を拠点として使用させ、昨年10月にはロシア軍との「地域合同部隊」編成も発表した。 しかしアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は、自国軍をウクライナに派兵するつもりはないと強調している。(c)AFP
もう10年以上前だが、僕はロシア非常事態省の中央司令センターで大声で罵られたことがある。 一緒に出張に行った日本人のおっさんが傲慢な上にちょっと病気があって、どうも時々変になるのだが、それがいきなり非常事態省の中央司令センターで爆発したのだ。 巨大なモニターとコンソールが並ぶ、ロシアの防災機関の心臓部みたいな場所だ。 そこに視察に来た日本人のおっさんがまだ20代の日本人をいきなり大声で怒鳴り始めたから、非常事態省の職員たちも「え?何?」みたいな感じに当然なった。 僕自身もあまりのことにどうしていいか分からなかったし(何しろ20代だったから)、なんだこのやろうという気持ちと、父親くらいの歳の男にいきなり腹の底からの声で怒鳴られて怖いのと、しかし屈辱感みたいなものもあって、固まってしまった。 そのときになあ、司令センターの司令官がいつの間にか俺の横に来て、「君に面白いもの見せてやろう」といきな
東部地区でのロシア軍の優勢が伝えられるウクライナの戦況。使用される武器も少しずつ変わってきている。巻き返しを図るウクライナは今どんな武器を欲しがっているのか…。今回は兵器に焦点を絞り戦況を読み解いた。 【写真を見る】プーチン氏「我々は何ひとつ本気を出していない」 ウクライナ兵士に今必要な兵器は何かを聞いた【報道1930】 ■「1日で5~60発が不発弾として残る」番組ではウクライナの最前線で戦う兵士を独自に取材することができた。彼はロシア国境に近いハルキウなどでロシアからの激しい攻撃にさらされている。ロシアは第二次大戦後にも大量の武器を製造していて、今も新しい武器だけでなく1960年代から70年代のものも使って攻撃を仕掛けているという。古いものは古いもので逆に厄介だという。 特殊部隊「クラーケン」兵士 エフゲン・シキルコフ氏 「ロシアのベルゴロド市から発射されるミサイルは1分半以下でハルキウ
ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員が16日、自身の公式ブログを更新。ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「ゼレンスキー大統領は『武器を供与してくれ、少ない』と訴えている。欧米諸国は協力する姿勢を示しているが、それでは戦争が長引き、犠牲者が増えるだけではないか」とし、「自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断と思うのだが」と続けた。 【写真】ロシアの侵攻状況(共同) 2月24日に始まった侵攻から約4カ月が経過しようとしているが、まだ終結は見えない。鈴木氏は「名誉ある撤退は『人の命を守る』上で、極めて大事なことである。また、物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ」とロシアではなくウクライナに訴えかけ、「『ウクライナは負けない』と強弁してきたが、国力からしてロシアと1対1の戦いでは、その差は明らかである。ここはゼレンスキー大統領の勇気ある決
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