太陽と同じ年齢、大きさの星の周回軌道上にある巨大な小惑星帯のイメージ図(2010年4月30日入手)。(c)AFP/NASA 【5月6日 AFP】ルクセンブルク政府は5日、壮大な小惑星での資源採掘事業計画を明らかにし、「最後のフロンティア」の開拓権に名乗りを上げた。小さな公国が米企業ディープ・スペース・インダストリーズ(DSI)と提携して、小惑星に存在すると考えられる天然資源の商業開発に乗り出す。 ルクセンブルク政府はDSIとの間で締結した協定に基づき、同社が計画している極小の「ナノ宇宙船」を利用した近傍小惑星の鉱物資源探査に出資する。協定がもたらす事業価値は公表されていない。 DSIによると、まず米国内とルクセンブルクで試験用宇宙船「プロスペクターX(Prospector-X)」を開発。最終的には、小惑星に着陸して鉱物資源を評価できる完全機能搭載のナノ宇宙船を建造する計画だという。 小惑星