シベリウス:交響曲第6番&7番、タピオラposted with amazlet at 09.09.28オラモ(サカリ) ワーナーミュージック・ジャパン (2003-10-16) 売り上げランキング: 94681 Amazon.co.jp で詳細を見る 先日の『N響アワー』*1で放送されていたのを聴いて「これは……なんだか素晴らしい作品ではないか!」と思ったのが、フィンランドの作曲家、ジャン・シベリウスの交響曲第6番でした。 マーラーやブルックナー以上にハードコアなファンが多いこの作曲家のファンは口々に「シベリウスは後期が断然に素晴らしい」と言っているのが、完全に理解できた気がします。触れた途端に崩れ落ちてしまいそうなほど繊細な美しさをもつ第一楽章冒頭からして、気持ちがどこかに持っていかれてしまいます。 いきなりクライマックス直前のような緊張感が呈示されますが、この緊張感はなかなか最高地点ま
第25回日本ピアノ教育連盟全国研究大会に参加して 池田 美保子 テーマ〜北欧のピアノ音楽〜 第25回日本ピアノ教育連盟全国研究大会が3月29、30日に東京音楽大学100周年記念ホールで行われました。今年も全国各地から教育連盟の会員、音楽大学の学生などが参加し、ネームプレートを見ると北海道、福島、兵庫、広島など遠方からの参加も目立ちました。 今回はグリーグを中心とする北欧のピアノ音楽について研究がなされました。海外からはハノーファー音楽大学教授のアイナル ステーン=ノックレベルグ先生が招かれ、リサイタル、講演、公開レッスンが行われました。また大束省三氏によるグリーグについて、舘野泉氏によるフィンランドのピアノ音楽についての講演も行われ、大変内容の濃い二日間でした。それらに先駆けて、荻原和子先生のソナチネの講演もあったので、そちらも併せてご紹介したいと思います。 (以下、講演内容より抜粋) 講
シベリウス作曲の交響曲(シベリウスは交響詩としているが)「フィンランディア」を地名を示す接尾辞が二重についている奇妙な固有名詞である、とするのはどうなんだろうと思う。 確かに、-land も -ia も固有名詞と結合し、「何々の土地」を意味する地名接尾辞ではある。 「フィン人の土地」という意味であれば、Finland もしくは Finia/Finnia で必要充分であり、Finlandia とするのは、「いにしえの昔の武士のさむらいが馬から落ちて落馬して」に似た不要な重複になる。 しかし -ia が必ずしも地名接尾辞だけかというとそういうこともないのであって、抽象化して名詞化する際にも用いられることがあり(historia/historiae などがそう)、私としてはむしろこちらのニュアンスに近い用法ではないかと思う。 つまりフィンランディアとは、フィンランドという具体的な地名固有名詞を意
「おい!あいつもう泣いちゃってるぞ!」 卒業式の予行演習のとき、感極まって涙を流している女子がいました。当時はそんな女子を「なんで演習なのに?」と若干馬鹿にしながら見ていたものの、大人になった今、その女子たちの気持ちが痛いほどわかります。卒業式の本番でなく、予行演習で涙があふれてしまうのはきっと、頭の中でイメージがどんどん膨らんでしまい、気持ちは卒業証書を受け取ってしまったわけです。現実よりも想像の世界のほうが激しい実感となって伝わるのでしょう。それだけ感受性が強いということかもしれません。 僕自身、学生時代の卒業式ではこれっぽっちも涙がでなかったものの、某深夜番組の卒業式においては本番どころか、収録が始まる前の楽屋で着替えているときに第一次涙腺崩壊が訪れ、慌ててトイレに駆け込んだものでした。ふとした瞬間にこれまでの出来事がまさに走馬灯のように頭の中を駆け巡ってしまったのです。自分で言
引き続きほとんど一発ネタテキストなんですが、 →東大のアトリエ展 - 「名言集」 「評論は気にするな。評論家の銅像などありはしない」(ジャン・シベリウス) で、その人の銅像。 →フィンランド Part2 →http://www.ko-takahashi.com/TRAVEL/scandinavia/part2/P1010068_m.jpg(画像だけはこちら) →フィンランドの見どころ・・フィンランドの旅 →http://yoshiokan.5.pro.tok2.com/hoku/dvstill91.jpg(画像だけはこちら) ものすごく微妙。 「こんな銅像なら、ないほうがマシ」というラインと「こんなのでもあったほうが、銅像のない評論家よりマシ」というラインの隙間を狙っているとしか思えないですな。 ただ、以下の銅像はもう少しちゃんとしたものなので、少し安心だ。 →お茶しばき日記(・∀・)つ目
お金について 家族で話す機会をもっておくと、 お金でもめることは少なくなります。 (お金と人生の真実、本田健) 暮らしが豊かになればなるほど、 一方で厳しい鍛錬が必要になってくる。 つまり、貧しい家庭なら、 生活そのものによって鍛えられるから、 親に厳しさがなくて も、 いたわりだけで十分子どもは育つ。 けれども豊かになった段階においては、 精神的に非常に厳しいものを 与えなければいけない。 そのどちらかでなければいけない。 (若い君たちに伝えたい、松下幸之助) お金がなくても、豊かに暮らすことはいくらでもできます。 お金がないから不幸だと思うのか、 お金がないなりに楽しみを見つけて豊かに過ごそうと思うのかでは、 人生の質も方向性もまったく違ってしまいます。 (人生に効く 名著名作の読み方、齋藤孝)
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