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  • 鉄の雨が降る惑星

    地球から640光年離れた系外惑星で、摂氏2400度に達する昼側の大気に蒸発した鉄が含まれることを示す観測データが得られた。1500度と比較的「涼しい」夜には鉄がなくなるので、昼から夜に切り替わる部分では鉄の蒸気が雨となって降り注いでいるようだ。 【2020年3月17日 ヨーロッパ南天天文台】 鉄の雨が降っているとされるのは、うお座の方向約640光年の距離に位置する系外惑星「WASP-76 b」である。質量は木星よりもやや小さいガス惑星で、中心星の周りを2日弱で公転している。中心星から惑星までの距離は太陽から地球までの30分の1しかない。さらに、月が地球に同じ面を向けているように、この惑星は潮汐の力によって中心星を向く「昼の側」と反対の「夜の側」が固定されているようだ。そのため、WASP-76 b全体としては高温でありつつ、昼と夜とで極端な温度差が生じる環境にある。 昼の側は摂氏2400度に

    鉄の雨が降る惑星
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/26
    質量は木星よりもやや小さいガス惑星で、潮汐の力によって中心星を向く昼の側と反対の夜の側が固定されている。昼の側は摂氏2400度、鉄も気体に
  • 極寒でのみ存在する赤色が解き明かす外太陽系氷天体の謎

    外太陽系のような極低温環境を模した実験により、氷天体に見られる赤色に似た様子が再現された。温度が上昇すると色が薄くなって消える現象も見られ、氷天体の色分布の謎を解明する手がかりになると期待される。 【2020年3月23日 東京大学】 火星と木星の間に広がる小惑星帯より外側の領域には、摂氏マイナス100度からマイナス230度という極寒の世界が広がっている。この領域は「外太陽系」と呼ばれ、数多くの氷天体が存在している。 氷天体のうち、海王星より外側に存在する太陽系外縁天体やケンタウルス族天体(木星と海王星の間に公転軌道を持つ氷天体)では、赤色を呈するものが見られる。しかし、より太陽に近づいた距離に存在する木星族の彗星では、赤色を呈するものは観測されていない。 探査機「ニューホライズンズ」がとらえた冥王星。右側の白っぽい「トンボー領域」と対照的に、左側には「エリオット・クレーター(Elliot

    極寒でのみ存在する赤色が解き明かす外太陽系氷天体の謎
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/23
    極低温環境で生成可能なプラズマである「クライオプラズマ」を氷の表面に摂氏マイナス190度で照射すると照射箇所だけが外太陽系に存在する氷天体と類似した赤色に。温度が上がると消失する。
  • 予想以上に隙間だらけのリュウグウ

    小惑星リュウグウは地表の岩塊も周辺土壌も多孔質で、隙間だらけの物質でできた天体であることが、探査機「はやぶさ2」の中間赤外線カメラによる観測から明らかにされた。 【2020年3月19日 JAXA】 「はやぶさ2」が探査した小惑星リュウグウは「C型小惑星」と呼ばれる炭素質の小惑星である。こうした小惑星は46億年前の太陽系形成時の始原的物質を保持していると考えられており、探査やサンプルリターンによって太陽系初期の様子や惑星形成などに関する手がかりが得られると期待されている。 どのような物質がどのように集まってリュウグウが形成されたのかという天体の進化を調べるため、JAXA宇宙科学研究所の岡田達明さんたちの研究チームは「はやぶさ2」の中間赤外線カメラ(TIR)を用いてリュウグウの1自転分の連続撮影を実施し、史上初となるC型小惑星の全球撮像データを取得した。 まず、リュウグウの熱慣性を調べたところ

    予想以上に隙間だらけのリュウグウ
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/19
    中間赤外線カメラ(TIR)を用いてリュウグウの1自転分の連続撮影を実施。リュウグウの表面は温まりやすく冷めやすい。
  • 「日本書紀」に記されている日本最古の天文記録は扇形オーロラ

    「日書紀」に620年の天文記録として残っている赤気の記述が「扇形オーロラ」と整合的であるとする研究成果が発表された。当時の人々が赤いオーロラの形状を雉の尾羽にたとえて記録したものだと考えられる。 【2020年3月18日 国立極地研究所】 今年令和2年で編纂から1300年になる「日書紀」には、日最古の天文記録として「十二月の庚寅の朔に、天に赤気有り。長さ一丈余なり。形雉尾に似れり」という620年(推古天皇二十八年)の記録が残されている。 国宝岩崎「日書紀」に残る赤気に関する記述(提供:リリースより/赤い傍線はアストロアーツによる) この記録について、オーロラを指しているという説と彗星を指しているという説が提唱されてきた。中国歴史書には同年にオーロラや巨大黒点が目撃されたという記述が見つかっておらず、この点がオーロラ説とするには不利な材料である。一方、日書紀で彗星は「箒星」として

    「日本書紀」に記されている日本最古の天文記録は扇形オーロラ
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/18
    彗星なのかオーロラなのか。「形雉尾に似れり」に着目。中緯度で見られるオーロラは扇状、色も赤い。
  • イトカワで発達した金属鉄のひげ状結晶

    探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の表面に、地球外物質では全く知られていない、ひげ状に伸びた金属鉄の結晶が発見された。太陽風が結晶の形成に大きな役割を果たした可能性が示されている。 【2020年3月17日 九州大学】 小天体表面の物質は、太陽から吹き出した荷電粒子(太陽風)の照射や微小天体の衝突によって時間変化する。この現象は「宇宙風化」と呼ばれている。たとえば、小惑星表面は隕石に比べて硫黄に乏しいという観測結果は、鉄と硫黄の化合物である硫化鉄の宇宙風化に起因すると考えられている。硫化鉄は小惑星や彗星の物質に豊富に含まれている物質だが、宇宙風化による変化についてはよくわかっていなかった。 九州大学の松徹さんたちの研究グループは、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った硫化鉄を含む微粒子や、微粒子から薄い切片を切り出した断面を電子顕微鏡で観察した。 その結果

    イトカワで発達した金属鉄のひげ状結晶
  • オーロラの「またたき」を制御するのは宇宙の「さえずり」

    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/12
    「あらせ」の観測。電子が磁力線に沿ってらせん状に運動することによって生じる「コーラス波動」の強さの変化が脈動オーロラ主脈動のビートを決めている。
  • 土星にタイタンしか巨大衛星が存在しない理由

    土星とタイタンのように、惑星の周りに大型衛星が1つしか存在しない衛星系を形成するメカニズムは従来不明とされていたが、シミュレーションによってこれを初めて再現した研究成果が発表された。 【2020年3月11日 国立天文台天文シミュレーションプロジェクト】 土星には現在82個の衛星が見つかっているが、その中でタイタンだけが群を抜いて大きく、その質量は2番目に大きい衛星レアの約50倍もある。これは同程度に巨大なガリレオ衛星が4つ存在する木星と対照的だ。こうした巨大衛星が誕生するメカニズムを解明しようとするこれまでの研究では、木星のように複数の巨大衛星が存在する系は再現可能だが、土星のタイタンのような単独の巨大衛星は説明が困難とされていた。 生まれたばかりの惑星の周囲には、ガスや塵などからなる円盤が形成され、その中で衛星が成長すると考えられる。ただし、衛星が大きくなると、周囲に円盤のガスが残ってい

    土星にタイタンしか巨大衛星が存在しない理由
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/12
    円盤のガスは一律に衛星を内側に引っ張るわけではない、惑星からある程度離れた領域では外向きの力が働く「安全地帯」が存在しうる。この領域に衛星が捉えられれば巨大衛星が1つだけ残る
  • ほんの60年前にジェットを噴出して変身し始めた老齢の星

    アルマ望遠鏡による、老齢の星を含む連星系の観測で、星から噴き出すジェットとその周囲の物質の分布が描き出された。わずか60年ほど前に噴き出したジェットによって星周囲のガス雲の形状が変形している様子が、高解像度でとらえられている。 【2020年3月10日 アルマ望遠鏡】 太陽程度の質量を持つ星は、一生の最後に大きく膨らんで赤色巨星となり、その後は自身を形作るガスを噴き出して「惑星状星雲」と呼ばれる天体として一生を終える。惑星状星雲は非常に多様な形状をしており、その多様さが生み出されるメカニズムは多くの天文学者の関心を引いてきた。 惑星状星雲の元となった星が単独星の場合、年老いた星からガスがほぼ球対称に噴き出すため、星雲の形状も球対称になると考えられる。一方、元の星が連星系の場合、老齢の星から噴き出したガスが相手の星の重力の影響を受け、球対称ではない複雑な形に広がると考えられる。年老いた星周辺の

    ほんの60年前にジェットを噴出して変身し始めた老齢の星
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/10
    ALMAの観測。年老いた星を含む連星系で、どのようにジェットが噴き出しているか。
  • 高緯度ほど不安定、金星大気の熱構造

    探査機「あかつき」などによる観測から、金星の高度40~85kmにおける気温分布が調べられた。金星では高緯度ほど大気が不安定な領域が広がっており、地球の大気構造とは反対の傾向にあるようだ。 【2020年3月4日 京都産業大学/JAXA宇宙科学研究所】 金星は質量や大きさが地球とよく似ていて、地球の双子星と呼ばれることもある。しかし、金星の大気の主成分は二酸化炭素で、濃硫酸の雲が全球を覆っており、地表面の気温が摂氏460度、気圧が90気圧にも達するなど、環境面では金星と地球はまったく異なる惑星だ。さらに、金星では自転速度の60倍の速度で大気が回転する「スーパーローテーション」という現象が生じている。こうした謎の解明には、金星大気を観測して知見を蓄積することが必要不可欠である。 金星探査機「あかつき」の赤外線カメラ「IR2」がとらえた金星の夜面の擬似カラー画像。IR2では夜面の雲を透過してきた赤

    高緯度ほど不安定、金星大気の熱構造
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/03/04
    金星の極域で待機が不安定なのは、そこで強い上昇気流や下降気流が発生している。金星の雲は極域で最も分厚い。雲の生成や維持につながっている可能性
  • 減光とともに形も変わったベテルギウス

    昨年末から暗くなっているベテルギウスの姿を撮影した最新画像が公開された。わずか11か月の間に星の表面の形が変化している様子がとらえられている。 【2020年2月21日 ヨーロッパ南天天文台】 オリオン座の1等星ベテルギウスが昨年11月ごろから暗くなっている。通常時の明るさはV等級で0.5-0.6等だが、2月14日時点では約1.5-1.6等(V等級)と通常時の4割ほどにまで減光していて、肉眼で見てもオリオン座の印象がいつもと違うことに気づくほどだ(参照:「2等星に陥落!ベテルギウス減光のゆくえ」)。 ベルギー・ルーヴェン・カトリック大学のMiguel Montargèsさんを中心とする研究チームは、昨年12月からヨーロッパ南天天文台(ESO)のVLT望遠鏡(口径8.2m)を使ってベテルギウスの観測を行い、この星が暗くなった理由を明らかにしようとしている。同チームの観測キャンペーンで得られた最

    減光とともに形も変わったベテルギウス
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/21
    ベテルギウスの表面には巨大な「対流セル」星の上層部のガスが細胞状に分かれて対流する現象がある。対流のパターンは移動したり収縮膨張する。プラス、ベテルギウスは脈動変光星。
  • 銀河宇宙線がタイタンの大気深くまで届いている証拠を発見

    アルマ望遠鏡の観測データから、土星の衛星タイタンの大気深くで銀河宇宙線によって窒素分子が分解されている証拠が初めて得られた。 【2020年2月17日 アルマ望遠鏡】 土星で最大の衛星タイタンは、約94%を占める窒素と約5%のメタンからなる分厚い大気を持っている。惑星探査機「ボイジャー」や「カッシーニ」によるこれまでの観測で、タイタンの大気からシアン化水素(HCN)やプロパン(C3H8)など様々な分子が見つかっており、こうした分子から、生命の構成要素であるアミノ酸も生成されるかもしれないという研究もある。 2017年9月13日、NASAの土星探査機「カッシーニ」が最後に撮影したタイタン。濃い大気に含まれる「もや」に覆われている。この撮影の2日後にカッシーニは土星大気に突入して運用を終えた(提供:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute) 東京大学の飯野

    銀河宇宙線がタイタンの大気深くまで届いている証拠を発見
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/18
    タイタンの大気中に含まれるアセトニトリル(CH3CN)、窒素分子が壊され作られるが、壊すのは天の川銀河の中を飛び交っている高エネルギーの宇宙線「銀河宇宙線」。
  • 彗星の色の変化を追いかける

    探査機「ロゼッタ」により得られた2年分のデータから、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の色が太陽からの距離によって変化していたことが示された。太陽から遠い時にはコマが青く核は赤く、太陽に近づくとその反対になっていたようだ。 【2020年2月13日 ヨーロッパ宇宙機関】 ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」は、2014年からおよそ2年間にわたってチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)を観測し、2016年9月に彗星に制御衝突してミッションを終了した。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の大きさは約3kmほどしかないため、地上から彗星の核を観測することは難しく、長期的な変化を追い続けるのも難しいが、ロゼッタの膨大な観測データによって彗星の変化とその過程の理解が進んでいる。 2015年7月7日に「ロゼッタ」が154km離れたところから撮影したチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(提供:ESA/R

    彗星の色の変化を追いかける
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/13
    可視赤外撮像分光計「VIRTIS」はコマのダストの変化も捉えていた。彗星が太陽から離れているとダストは殆どなく氷が含まれ青に、太陽に近づくと氷は昇華して失われダストだけ残り赤くなった
  • 宇宙に物質しかない理由を重力波で探る

    宇宙の物質と反物質の偏りを生んだ起源として提唱されている「右巻きニュートリノ」仮説を重力波観測で検証できるという理論が発表された。 【2020年2月12日 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構】 ビッグバンで誕生したばかりの超高温の宇宙では、エネルギーのほとんどは光(輻射)の形で存在していた。この大量の光子から粒子と反粒子がペアで生み出され、後に原子や星、銀河などの材料となる「物質」が作られたと考えられている。 しかし、すべてが対称と仮定した場合の量子力学の法則では、1個の光子からは必ず粒子と反粒子が1個ずつ「対生成」されることになっているので、初期宇宙では粒子と反粒子が完全に同じ数だけ生み出されたはずだ。その後の宇宙膨張で温度が下がり、粒子と反粒子が衝突して消滅する「対消滅」が起こると、すべての粒子と反粒子が消えてしまい、粒子が集まってできた「物質」も反粒子が集まってできた「

    宇宙に物質しかない理由を重力波で探る
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/12
    ビッグバン直後は粒子は反粒子より多く、対消滅の後に物質が残って天体を作った「バリオン数生成」具体的にいつどのようにして起こったのか謎。宇宙背景重力波と宇宙ひも。難しい…。
  • リアルを追求!「恋する小惑星」のこだわり

    現在放送中のTVアニメ「恋する小惑星」では、アストロアーツ/星ナビが制作協力を行っており、星ナビでは1月号から3月号でコラボ記事を掲載している。 【2020年2月10日 星ナビ編集部】 2020年1月から放送が始まったTVアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」(以下「恋アス」)では、アイピースの中で日周運動する惑星や正しく月に向けられた姿勢の赤道儀、経路を逆延長すると放射点に至る群流星など、リアリティを重視した星空や天文機材の作画の正確さが天文ファンの間でも話題になっている。星ナビでは、3号連続で「恋アス」関係者へインタビューを行い、アニメの星空や機材へのこだわりに迫った。 「星ナビ」2017年9月号を読む主人公の木ノ幡みら。その他のシーンでも「星ナビ」や「星空年鑑」が登場する。© Quro・芳文社/星咲高校地学部 星ナビ2020年1月号では、アニメプロデューサーの山下愼平さんに星空へのこ

    リアルを追求!「恋する小惑星」のこだわり
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/10
    原作では天文現象カレンダーやステラナビゲーターも使用。アニメでも星空の色味はリアルに近づけている。「登場人物たちはまだ星の初心者なので、先生のような目で見守ってほしい」
  • 2等星に陥落!ベテルギウス減光のゆくえ

    昨年末より記録的な減光を見せているオリオン座のベテルギウスの明るさが、1.5等級よりも暗くなったことが確実となった。 【2020年2月5日 高橋進さん】 オリオン座のα星で、全天でも最も有名な1等星の一つでもあるベテルギウスが昨年秋から暗くなってきていると話題になっていましたが、とうとう2等星になってしまいました。この後どのように推移していくか非常に興味深いところです。 オリオン座のベテルギウスは進化の進んだ赤色超巨星です。脈動により0.3等から0.9等くらいまでをおよそ400日くらいの周期で変光する半規則型変光星です。このベテルギウスが昨年の9月ごろから減光を始めました。12月には1.0等を切り、観測史上最も暗い減光などと言われました。 その後も10日で0.1等暗くなるというスピードで急速な減光が進み、1月30日に大金要次郎さんが行った光電測光のV等級で1.54等になり、眼視観測者からも

    2等星に陥落!ベテルギウス減光のゆくえ
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/05
    ようやくアストロアーツで記事に。原因は、脈動の他に、表面に酸化チタン分子ができたためという説も。脈動の周期を400日くらいとするとそろそろ極小を過ぎる?/ベラトリクス(γ星)が1.6等。ほぼ同じぐらい
  • 板垣さん、2時間で2個の超新星発見、通算151個に

    山形県の板垣公一さんが1月29日、うみへび座の銀河に超新星2020bijを、りょうけん座の銀河に超新星2020bioを発見した。板垣さんの超新星発見は今年3、4個目で、通算151個となった。 【2020年2月3日 Transient Name Server(1)/(2)】 山形県の板垣公一さんが1月29日16時23分ごろ(世界時。日時では30日1時23分ごろ)、うみへび座の銀河NGC 3463に17.5等の超新星候補天体を発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 10h55m11.680s 赤緯 -26°08′24.47″(2000年分点) うみへび座の超新星の発見画像(撮影:板垣さん) NGC 3463周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について) 2020bijの符号が付けられた後、ヨーロッパ南天天文台N

    板垣さん、2時間で2個の超新星発見、通算151個に
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/02/03
    ←久々に板垣さんタグ。相変わらずのすごさ
  • オウムアムアやボリソフ彗星の起源は太陽系外

  • 天の川銀河のハローに潜む想像以上に高温のガス

    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/01/25
    1000万度に達するものもある。どうやってハロー内のガスが高温になったか分からないが、天の川銀河の円盤構造から吹く風によるものかもしれない。
  • 連星の地球接近小惑星を起源とした火球

  • 光速の99%以上、M87のブラックホールからのジェット

    halca-kaukana
    halca-kaukana 2020/01/10
    X線天文衛星チャンドラの観測。ブラックホールから900光年離れたジェットの粒子の塊は見かけ上の速度が光速の6.3倍、2500光年離れた塊は2.4倍で運動。