一つ前のブログで、ロフトプラスワンで「格好良い宇宙船」と言うテーマでトーク すると告知した。ロフトプラスワンでは、「既存の『格好良い』シンボルを集めたスタイリングではなく、次の世代のシンボルとなるような機能の伴ったスタイリングをしたい」と提案した。その提案自体は、比較的受け入れられたのだが、その後の話の流れの中で、山中さんから衝撃的な意見を聞いた。「あまりにもシンプルな外観デザインが科学や技術の進歩を阻んでいる」と言うのだ。 「既存のシンボル」とは、19世紀なら蒸気機関車の煙突、20世紀ではジェット機の翼とか流線型などが典型的な例だ。そう言ったシンボルを本来必要のないものに当てはめて飾り立てるスタイリングに私は否定的だ。19世紀のSF小説に描かれた煙突の付いた宇宙船のイラストが典型的な例だ。既存のシンボルを集めたスタイリングは、必要のない装飾をゴテゴテと飾り立てたものになる、そう思っていた