アーノンクール指揮ウィーン・フィルとのザルツブルク公演を成功裡に終え、3月のノルウェー室内管との来日公演がますます楽しみになってきました。 現地取材をした青澤隆明さんによるインタビューの中で、日本で演奏予定でもあり、ザルツブルクでも喝采されたモーツァルトのピアノ協奏曲23番を含め、アンスネスがモーツァルトの音楽について語ってくれました。 モーツァルトの誕生日をまえに、アンスネスがザルツブルクで語ったこと ~アーノンクールとモーツァルト 「モーツァルはどこにいるかって? ここはザルツブルクだから、いたるところにいるような気がする。このカフェはザルツブルクでいちばん古いから、もしかしたらモーツァルトがそこの席に座って、なにか書いていたかも知れないよ」。 1705年創立のカフェ・トマセッリの席に着いて、レイフ・オヴェ・アンスネスが愉快そうに言う。明日は2010年1月27日、モーツァルトの254歳