2022年度から課金制度を導入する野辺山宇宙電波観測所の45メートル電波望遠鏡(奥)=6日午後4時18分、南牧村野辺山 国立天文台(東京)の野辺山宇宙電波観測所(南佐久郡南牧村)が2022年度から、観測時間に応じて45メートル電波望遠鏡の利用料金を徴収する「課金制度」を導入することが6日、分かった。天文学発展のため約40年…
国立天文台(本部・東京)が所有し、2015年に名古屋大学が運用を引き継いだ同天文台野辺山宇宙電波観測所(南牧村)の太陽観測専門電波望遠鏡「ヘリオグラフ」を使った観測が設備の老朽化のため3月末で終了する。同天文台は、ヘリオグラフのある土地の一部は信州大(本部・松本市)から借りているとし、協定に基づき施設の一部は20年度中に撤去する―と説明。南牧村は、多数の小型パラボラアンテナが整然と並ぶ景観を観光資源として残したい考えだが、先行きは不透明だ。 ヘリオグラフは1992年に完成し、直径80センチのアンテナ84基で構成。信大が所有する土地の南北方向に220メートル、同天文台が所有する土地の東西方向に490メートルの「逆丁字形」に並ぶ。各アンテナを連携させることで直径500メートルの電波望遠鏡並みの観測データと、太陽の電波の分布を示した詳細な「電波画像」を得ることができるという。 同天文台は設備の老
信濃毎日新聞の単独インタビューに答える油井亀美也さん=29日午前10時17分、東京都千代田区のJAXA東京事務所 昨年7月から約5カ月間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した南佐久郡川上村出身の宇宙飛行士油井亀美也さん(46)は29日、都内で信濃毎日新聞の単独インタビューに応じた。川上村名誉村民の称号を贈られることや、佐久市子ども未来館名誉館長に就任することに触れ、「ありがたく、光栄。古里に恩返ししたい」と喜び、「宇宙に行った率直な感想、宇宙から見た長野県はどうだったかを語りたい」と、今後の活動の抱負を語った。 油井さんは、3月19日に川上村で開くISSでのミッション報告会「亀の恩返し」(川上村や信濃毎日新聞社など主催)で名誉村民の称号を贈られ、同館名誉館長に就く予定。「県内の皆さんのメッセージを受けて頑張ってこられた。報告会でお礼を言いたい」と述べ、「子どもたちに理科や星の世界にも
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士油井亀美也さん(45)=南佐久郡川上村出身=が11日夜、ISSと宇宙航空研究開発機構(JAXA)東京事務所をつないだ初の記者会見に臨み、信濃毎日新聞などの質問に答えた。いつも頭に浮かぶという県歌「信濃の国」の一節を披露し、長野県民へ「応援してくれてありがとう」とメッセージを贈った。 宇宙から見る故郷について、油井さんは「長野県にかかわらず本当にきれい。小さい国の中で皆が協力して一生懸命働いている。感無量で涙が出る」とし、「長野県は緑も多く、自然を大切にしないといけないと思う。川上村からは千曲川が流れているが、海に囲まれた日本を見たら水の大切さも感じた」と話した。 7月23日の打ち上げから2週間余が過ぎた油井さんは青色の飛行服姿。「順調に宇宙環境に適応できた。慣れてきて精力的に仕事を進めている。地球を眺めて写真を撮ったりツイッターをしたり
「日本のロケット開発の父」と呼ばれた糸川英夫博士(1912~99年)が晩年を過ごした旧小県郡丸子町(現上田市)生田の糸川邸が、喫茶やギャラリーなどの「じねんや糸川」に改修され、21日に開店した。この日は博士の命日。博士と親交があった上田市内外の女性5人が店を運営する。文化、芸術の発信の場として、多くの人に利用してほしいと期待している。 博士は東京都出身。戦後間もなく「ペンシルロケット」と呼ばれる国産ロケットの開発を手掛けた。生田にある信州国際音楽村の建設事業に携わった縁で1990年、音楽村近くに居を構えた。 女性5人は50~60歳代で、工芸作家や主婦ら。以前から活用方法を検討してきた。昨年の博士生誕100周年を機に計画を具体化させ、昨秋から改修を進めた。店名の「じねん」は「自然」の読みで、生前「自然を受け入れて生きて」と話していたという博士の思いを反映させた。 糸川邸は木造2階建てで
2015年に宇宙へ初飛行することが決まった南佐久郡川上村出身の油井亀美也(きみや)さん(42)が18日、東京都内の宇宙航空研究開発機構(JAXA)事務所で信濃毎日新聞のインタビューに答え、県歌「信濃の国」について「オンエア(放送)されるかは分からないが、ISS(国際宇宙ステーション)で歌いたい」と笑顔で話した。初飛行に向け「能力を高めても高め過ぎることはない。一日一日を大切に努力していきたい」と意気込んでいた。 油井さんは航空自衛隊の元テストパイロットで「宇宙飛行士の仕事は似ていて、過去の経験が生きる」と説明。その上で「ISSで活躍している星出(彰彦)さんのレベルには達していない。訓練で与えられる課題をこなし、能力を高めたい」と力を込めた。 また、日本の実験棟「きぼう」の精度が高い―と、外国の宇宙飛行士に言われたと振り返り、「日本が宇宙開発での役割と責任を果たせば、他の場面でも国際社会
氷の器にろうそくをともしたアイスキャンドルで冬の夜の街を彩る恒例の「ふれアイスIN諏訪」と「アイスキャンドル2011」が5日、諏訪地方各地で開かれた。主な10会場には計1万個以上を並べ、家族連れやカップルが柔らかな光を楽しんだ。 諏訪市の高島公園では、約3千個のアイスキャンドルを使って小惑星探査機「はやぶさ」の形を再現。一つ一つ灯をともし、横20メートル、縦17メートルほどの「はやぶさ」が暗闇に浮かび上がると、「すごい数のキャンドル」「これは傑作だ」と歓声が上がった。 「ふれアイス」は諏訪市のJR上諏訪駅周辺の商業会など、「アイスキャンドル」は諏訪圏青年会議所などが主催した。市内から家族と一緒に高島公園を訪れた藤森安ちゃん(8)、愛(めぐ)ちゃん(6)姉妹は「本当の宇宙みたいできれいだった。来年も楽しみ」と話していた。 2月6日(日)の県内ニュース 上田市初日6事業仕分け 森林公園「
南佐久郡川上村出身の宇宙飛行士候補、油井亀美也(ゆいきみや)さん(40)が23日、佐久市コスモホールで講演し、親子連れなど800人余を前に、夢に向かって努力することの大切さを訴えた。佐久広域連合が発足10周年記念事業として企画した。 油井さんは、スペースシャトルの打ち上げやハレー彗星(すいせい)の研究などが相次いだ少年時代を振り返り、「宇宙飛行士か天文学者になりたかった」。勉強について「得意ではなかったが好きだった」とし、「他の人の役に立つようになるために大事なこと」と話した。 米航空宇宙局(NASA)で訓練を受けており、無重力での作業や国際宇宙ステーションの模型を使った訓練なども紹介。「自分の生きる目標を見つける」「互いに夢や目標を語り、助け合う」「夢を見失いそうになっても、ひたすら頑張る」の三つを心掛けるよう子どもらに呼び掛けた。 会場の子どもたちも夢を語り、同市田口小6年の柳沢
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