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文学に関するhiruneyaのブックマーク (4)

  • 川端康成の嘘 - 翻訳論その他

    川端康成が自身の翻訳観・日語観を披歴した文章に「鳶の舞う西空」という随筆があって、精読したことがある。「『源氏物語』の作者に『紫式部日記』があった方がよいのか、なかった方がよいのか。なくてもよかった、むしろなければよかったと、私は思う時もある」という書き出しのこの随筆は、最初のほう「源氏物語」の英訳や日古典の現代語訳について取り留めのない話をしているけれど、半ばあたりでおもむろに「川嶋至」という名前を出し、そこから先、この人への反論となる。どうやら翻訳の話は枕にすぎなくて、反論が題であるようだ。川嶋至は知らない名前だったので、精読の一環として軽い気持ちで調べ始めたら、とまらなくなった。それで結局、国会図書館まで行くはめになった。もう十年くらい前の話になるけれども。 いま小谷野敦『川端康成伝 双面の人』を読んでいるのだが、読み始めてすぐ、この人の名前が出てきた。引用させてもらう。「川端

    川端康成の嘘 - 翻訳論その他
  • 枕詞一覧 全210語

    「枕詞とは主に和歌に見られる修辞法。他の語の前に置いて修飾したり語調を整える言葉。五音節のものが多い。」  枕詞210語を50音順に一覧できるようにしました。 茜さし (あかねさし)→ 照る 茜さす (あかねさす)→ 日・昼・紫・君 赤ら引く (あからひく)→ ひ・あさ・皮膚 秋草の (あきくさの)→ 結び 秋津島 (あきつしま) → やまと 朝霞 (あさがすみ)→ 八重・ほのかに・春日(はるひ)・鹿火屋(かひや) 朝霧の (あさぎりの)→ おほに・思ひ惑ひ・乱る・消(け)やすし・八重山・かよふ・黄幡(よこはた) 朝霜の (あさしもの)→ 消(け) 浅茅原(あさぢはら)→ 茅生(ちふ)・小野・つばらつばら 浅茅生の(あさぢふの)→ 小野 朝露の (あさつゆの)→ 消ゆ・消(け)やすし・置く 朝鳥の (あさどりの)→ 通ふ・音(ね)泣く・朝立ち 麻裳よし (あさもよし)→ 紀・城上へ(きのへ

    枕詞一覧 全210語
  • 太宰治 ノートの余白に「芥川」連ねる NHKニュース

    「走れメロス」や「人間失格」などの作品で根強いファンを持つ作家の太宰治が、中学校と高校で使っていたノートなどが東京の文学館に寄贈されました。 ノートには似顔絵やメモ書きがあり、専門家は太宰が文学を志すまでの少年時代を知る貴重な資料だとしています。 寄贈されたのは、太宰治が中学校と高校で使っていたノートや日記など22点です。 太宰の兄で、衆議院議員だった津島文治さんからこれらを受け取った知人の遺族が、東京・目黒区の日近代文学館に寄贈しました。このうち、高校1年生のときに使っていたとみられるノートには、地学と思われる授業の内容のほかに、みずからが主宰した同人雑誌の表紙のデザイン画や似顔絵、それに目次の案が書かれています。また、太宰は、芥川龍之介に傾倒していたと言われていますが、ノートの余白に芥川の名前を書き連ねた落書きも見られます。 これらのノートは、これまで部分的には公開されていましたが、

  • 徹底検証:大江健三郎「破壊者ウルトラマン」に関して | 株式会社セルクル代表取締役 鈴木和幸のページ

    「破壊者ウルトラマン」について ノーベル賞作家である大江健三郎氏は、昭和49年9月に岩波書店から出版された「状況へ」の中で、「破壊者ウルトラマン」と題する文章を発表、ウルトラマンや一連の特撮作品に対して批判的ととれる意見を述べている。 後のノーベル賞作家は、特撮作品に対してどのように語ったのだろうか?また、どのような点を批判したのだろうか? この作品「状況へ」は昭和49年発行、現在は絶版である。そこで大江健三郎ファンサイトに質問し、親切なファンの方に入手方法を教えてもらい、ネットの古店から入手した。 届いたは、新書サイズだと思っていた私を裏切る、今はない大きさ。そしてカバーを覆うのはハトロン紙(だったか?)。保存状態は良いものの、四面のふちがみな色褪せた経時劣化は、出版から30年近く過ぎた歴史を物語っていた。 大江氏の文章にはこうして絶版になっているものが多い。手に入れるのも一苦労であ

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