2011年の初代機発売から約6年、LG stylerが2017年1月に日本に導入された。当初は蔦屋家電のみの販売だったが、3月には家電量販店でも取り扱いを開始。韓国、米国、独国などに続き、10カ国目の導入国になった。 グローバルの展開だけを見れば、順調に売り上げを伸ばしているように見えるが、サイズや機能、さらにはユーザーに向けたコミュニケーションの仕方など、LG stylerは多くの改善、改良を重ねている。「何ができるのかわからない家電」を「生活に欠かせない必需品」にするまで、LGエレクトロニクスはどんな試行錯誤を繰り返してきたのか。LGエレクトロニクス H&A事業本部 アプライアンスB2B部門 部長のイム・サンム氏に聞いた。 労力は約10倍、LG stylerを市場に根付かせるまで ――LG stylerは、ロッカー型の本体にスーツやパンツ、コートなどを入れておくだけで、衣類のゴミやホコ