過去に実施された全国きき酒選手権大会の様子=東京都内で2017年10月27日午後2時15分、植田憲尚撮影 10月に開かれたアマチュア対象の日本酒の利き酒大会「第42回全国きき酒選手権大会」(日本酒造組合中央会主催)で採点ミスが発覚し、優勝を含むほとんどの入賞者が賞を取り消される異例の事態になった。主催者側は新たな入賞者を参加者に発表するとともに、取り消しとなった参加者らに陳謝した。 全国きき酒選手権大会は、日本酒文化の普及・振興を目的に1981年から始まり、今年は10月28日に東京都内で開かれた。 各都道府県で選ばれた代表が「個人の部」と「団体の部」で競うほか、大学生らの「大学対抗の部」がある。筆記試験と利き酒競技の合計点を参加者ごとに集計。それをもとに、個人、団体、大学別の順位を決める。 今回は、33都道府県の代表各2人の計65人(1人欠席)、15大学38人が出場。団体の部、大学対抗の部