独立系メディア・財新の記者は武漢をはじめ中国各地で新型肺炎のリポートを継続中だ。彼らは取材の第一線で得た情報を日々「肺炎日記」としてアップデートしている。 新型コロナウイルスをめぐる情勢は依然として厳しい。2月4日0時までに、感染症例は中国全土で2万件を超え、感染は広がり続けている。外食産業をはじめとするサービス業は大きな打撃を受け、多くの中小企業が短期的な資金繰りに苦しんでいる。感染拡大がいつ一服するのかは、生命にも生計にもかかわる喫緊の問題だ。 中国全土の感染症例は2月3日の1日だけで3235件増え、前日比で14.4%の増加。新たな死亡例は64件、感染が疑われる症例は5072件あった。累計の感染症例はすでに2万438件にのぼり、そのうち湖北省が1万3522件を占め、425人が死亡している。 全体的に見て、感染が疑われる症例の増加ペースは下降しており、新たに感染症例が確認される都市の数も