アメリカの宇宙開発のベンチャー企業が、ロケットの再利用を目指して、海上の船に着陸させる実験を行ったところ、もう少しで成功というところでロケットが倒れ爆発しました。 スペースXは17日、アメリカ西部カリフォルニア州から衛星を載せて打ち上げたロケット「ファルコン9」を使い、太平洋上に停泊させた無人の船に着陸させる実験を行いました。 その結果、ロケットは、船体に設けられた目標地点のほぼ中央に、エンジンを逆噴射しながらゆっくりと着陸しましたが、直立の状態を維持できず、倒れて爆発しました。ロケットを支える4本の脚の1本が機能しなかったのが、原因とみられるということです。 スペースXは去年12月、ロケットを地上の目標地点に着陸させる実験に初めて成功しましたが、海上の目標地点への着陸は技術的により難しく、過去の2回の実験では失敗していて、今回の実験の成否が注目されていました。