本間悠@12/3佐賀之書店をよろしく @honyanohomma 🆕佐賀之書店店長!バラエティ書店員。小説現代、佐賀新聞別冊などで本を紹介してます。ローカルワイド番組・かちかちPressレギュラー。Podcastも配信中 spotify.link/yMAFTZcfiyb 目指せホンフルエンサー!お仕事依頼は homma.sigoto@gmail.com かDMへ note.com/honyanohomma
東京神田の神保町は日本随一の本屋街として知られていて、それぞれに専門分野を持った古書店が集まっている。 ちょっと昔の東京ガイドブックを見ると、日本の知がここに集まるなんて紹介の仕方がされていたものだ。 そんな神保町も、さまざまな変化のせいで、どうやら専門書街ではなくなりつつあるという話。 かつて神保町には洋書の専門店がたくさんあった。とくに目抜き通りの靖国通り沿いには、神保町を象徴するかのような老舗の洋書専門店がある。けど最近の神保町では、洋書専門店は絶滅危惧種だ。 そのうちの一件は、今年になってから金土日のみの営業になった。「コロナ禍による人員削減」と貼り紙が表にしてある。 もう一件の洋書店は、建物は壮麗だが、実態はもう洋書店ではなくなりつつある。店に入ると一階は児童書コーナーを兼ねたカフェになっている。洋書コーナーは2階にあるが、店内から直接行くことはできず、脇の小道から上がるようにな
コロナ禍における日本の雰囲気はちょっと変なので、これはなんなんだろうかって考えることがある。 こういうことを考えて理解するためには知識が必要で、なにも知らない状態だと正しく考えることはできない。考えたところでどうしょうもないんだけど、考えて理解できると多少は落ち着く。そんなわけで今の日本の雰囲気を理解するために考えた際に、読んでて良かったなと思ったり、新たに読んだ本を紹介する。 私が気になった今の雰囲気は次の3つとなる。 個人で判断している理由 集団の判断が変になる理由 ケチで嫉妬深い理由 なんでこれが気になったのかというと、『ケチで嫉妬深い』個人が『個人で判断』するため『集団の判断が変になり』別の個人が『個人で判断』して問題を解決しなくてはならなくなるといった状況が嫌になってしまったからだ。嫌なものは嫌で仕方ないんだけど、理由が分かれば納得できる。そんなわけでこの雰囲気はなんなんだろうか
やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? アバウトにしてアナーキー。ざっくりまとめるとこうなるのだろうか。なんだかやたらと凶暴でハードボイルドな室町時代。日本人は律儀で柔和などという言い方は絶対に通用しない。室町時代の後半は戦国時代だったから、というわけではない。武士たちだけでなく、農民や女性、僧侶までもがなんだか殺気立っているのだ。まずは『びわ湖無差別殺傷事件』から。 びわ湖がくびれていちばん細くなっているところ、琵琶湖大橋のかかっている西側に堅田という町があった。というか、今もある。そこに兵庫という名の青年がいた。“他の堅田の住人と同じく、周辺を通行する船から通行量をとったり、手広く水運業を行ったり、場合によっては海賊行為を働いたり“ と、とんでもない多角経営を営んでいた。湖なので、海賊ではなくて湖賊だが、まぁ、それはよ
明石順平著「ツーカとゼーキン」を読んだ。絶望しかないが読んで良かった。そのタイトルから、現在の税制批判についての本かと思いきや、「日本の財政再建は不可能、円が暴落して、借金踏み倒されてゲームオーバーになる」という、絶望的なビジョンが語られていた。 ツーカとゼーキン 知りたくなかった日本の未来 (インターナショナル新書) 作者:明石 順平 発売日: 2020/04/07 メディア: 新書 著者は「財政あきらめ論者」の立場から、日本がなぜ壊滅するのか、その後の再製のために書いたと述べている。おそらく大半の読者は僕と同じように財政あきらめ論者ではない。だが、著者はそういった読者に対し、現在の日本に厳しい状況とその後に訪れる壊滅を説明するために、和同開珎前からの通貨の歴史と紙幣の誕生、そして、歴史的に繰り返してきた、困ったとき(お金が足りなくなったとき)に、お金を多く発行して、価値の下落を招くとい
このような方々におすすめの本を6冊紹介させていただきます。 私は大企業、ベンチャー企業、コンサルティングファームなど、規模や文化の異なる複数の企業で働きました。また、若手として教育される側、若手を教育する側、両方の経験をしました。 その経験から、若手社会人に共通して必要だと思う知識、スキル、マインドを学ぶ助けになるような本を選んでいます。 紹介している本を読んで内容を知るだけでは意味がありません。一度読むことで知識をつけ、何度も読むことで意識できるようになり、最終的には当たり前にできるようになってはじめて意味があります。 若手の方や教育担当の方に少しでも参考になれば幸いです。 必要最低限の知識を身につける 『入社1年目の教科書』 新入社員が仕事を進める上で大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針を1冊に凝縮! 仕事の原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」 仕事の原則2「50点で構
追記:セールは終了しました。とはいえ、定価で買っても損はない傑作なので、次の半額セールのタイミングとかにでも読んでもらえばいいんじゃないかなと思います。 円環少女全巻セットの90%オフって、日本国民なら一度は読んでおく義務があるからみんな買うんだ。— はげあたま@イイナニクヤクヨ (@hageatama) October 30, 2015 某電子書籍ストアにおける今月末までのラノベセールが加速し、全巻セット物が90%OFF+20%ポイント還元という「再販売価格維持制度はやっぱ正しいのでは?」と悩むレベルの価格破壊が行われています。 懐かしの『スレイヤーズ』もいいでしょう。数巻ずつで手に取りやすい『シュピーゲル・シリーズ』なども悪くありません。しかし、しかし、この中で最も突き抜けた傑作は『円環少女』だという慟哭が抑えきれなかったので、今これを書いてます。(なお、次点は『Dクラッカーズ』) 後
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