米ラドガーズ大学の研究者らが、紙でできた殺菌装置の開発に成功したことを発表した(Science Daily)。 ラトガーズ大学機械航空宇宙工学科のAaron Mazzeo教授によると、蜂の巣構造の金属蒸着紙を何層にも重ねたものに高電圧を印加したところ、熱・紫外線・オゾンから成る殺菌作用を持つプラズマを発生させることができたという。このプラズマ発生装置は10秒で表面を殺菌でき、また紙ベースであることから構造的に柔軟性を持つためカーブした表面にも対応できるとしている。 この技術は将来、自動殺菌できる衣服、実験室設備を殺菌する装置、傷を癒すスマート・バンドエイドなどに応用することができるという。