「スーパーフレア」詳細観測 恒星表面の大爆発現象―京都大など 2020年07月10日00時28分 京都大などの研究チームが詳細観測に成功した「しし座AD星」のスーパーフレアの想像図(国立天文台提供) 京都大などの研究チームは、同大学のせいめい望遠鏡(岡山県)で、約16光年離れた恒星表面の巨大爆発現象「スーパーフレア」の詳細観測に成功した。論文は10日付の日本天文学会欧文研究報告に掲載される。 〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト 高エネルギーの放射線などを出すフレアは太陽でも起きる。大規模な太陽フレアは人工衛星の故障や、地上の送電施設の被害など社会にも大きな影響を与える。太陽フレアの10~100万倍のエネルギーを持つスーパーフレアは太陽と異なるタイプの恒星で観測例があるが、最近の研究で太陽でも数百年から数千年に1度の頻度で起きる可能性が指摘されており、詳細に調べる必要があった。 京都大