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ブックマーク / kzr-2.hatenadiary.org (12)

  • C#におけるヒープVSスタック問題、あるいはUnityにおけるスクリプト高速化。 - Radium Software

    個人的にC#はグルー言語であるという認識が強くて、パフォーマンスを意識したプログラミングの経験が無い。しかしUnityのスクリプトをC#で書いていると、そこを意識しなくてはならないケースに出くわすことがある。 最近あったのは、テンポラリな配列のアロケーションが大きなオーバーヘッドを生み出しているという状況だった。これは結局、配列の使用をやめてstructのメンバー変数にパックするよう変更したところ、パフォーマンスは著しく改善された。言い換えれば、テンポラリオブジェクトの所在をヒープ上からスタック上へと移すことによってオーバーヘッドが解消された、という格好だ。 問題となっていたのは、まあざっくりとこんな感じの、ゲームステートを保持するクラスだった。 public class State { byte[] cells = new byte[16]; public State() {} publ

    C#におけるヒープVSスタック問題、あるいはUnityにおけるスクリプト高速化。 - Radium Software
  • CEDEC 2010 三日目 - Radium Software

    三日目のCEDECはMIT石井先生の基調講演から参加した。いわゆる「タンジブル」という言葉にはバズワードの匂いを感じるものの、最先端の研究者であるところの石井先生が使う分には差し支えない。他の人が語ったら絵空事になってしまいそうなことを、説得力を持って理論展開することができるというのは素晴らしいことだ。基調講演として最適なテーマだったと思う。 石井先生が紹介したものの中で個人的に好きだったのは、musicBottlesというプロジェクトだ。瓶の蓋を開けると音楽が流れてくる。まるで、蓋を開けた香水の瓶から香りが流れ出てくるように。「瓶の蓋を開ける」という、大昔から人々が日常の中で繰り返してきた物理的なアクションを、デジタルな機構の中のインタフェースとして融合させたものだ。 この日のセッションの中で個人的に最も参考になったのは、セガの長谷川さんによる「海外協業に役立つGDD、TDDの書き方」だ

    CEDEC 2010 三日目 - Radium Software
    rin51
    rin51 2010/09/03
  • CEDEC 2010 二日目 - Radium Software

    今年のCEDECは興味のあるセッションが重なってしまっていて、どれを受講しようか迷うことがある。会社に所属していれば同僚と分散して受講するという作戦も取りうるのだけれど、単身での参加の場合はそうもいかない。事前情報だけから内容を想像して出席を決めるというのは、もはやバクチに近いものがある。 株式会社ポケモンの石原さんらによる「人を楽しませるプロデュース」は、ポケモン・ドラクエという業界トップIPにおける戦略の対比から、巨大IPのプロデュースのありかたについて知る、というような内容になっていた。ただ、全体的にポケモンの方が話題の中心になっていたように思われる。「株式会社ポケモンがあるからできること」「株式会社ドラクエが無いからできないこと」という意見が石原さんの口から語られるとき、それは圧倒的な説得力を持つように感じられた。 大塚康生さんと上田文人さんの対談は、単に大塚さんの講演としてみた場

    CEDEC 2010 二日目 - Radium Software
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    rin51 2010/09/03
  • CEDEC 2010 一日目 - Radium Software

    フリーになってからCEDECには自腹で参加している。去年は一日だけの参加だったのだけれど、今年は思い切って三日間全部の参加にしてみた。一日だけの参加だと、どの日を選ぼうか迷ってしまう。うだうだと迷って時間を無駄にするぐらいだったら、もういっそのこと、三日間フル参加を義務として自分に課してしまうのがいいんじゃないかと考えた次第だ。 一日目から聴きたいセッションが重なってしまい、どれを受講しようか迷うことがあった。迷いながら選んだセッションの中でも、個人的に最も興味深い内容だったのは、スクウェア・エニックスの塩川さんと松澤さんによる「はじめての日米共同開発 〜日米両国でのディレクション経験を通じて得た、たくさんの気づき〜」だった。 日人が何となくイメージする「欧米的な開発スタイル」のイメージと、その実像との間にあるギャップを、3つの項目にまとめて簡潔に解説していた。これは単に共同開発の際に役

    CEDEC 2010 一日目 - Radium Software
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    rin51 2010/09/03
  • Cuckoo Hashing - Radium Software

    ハッシュテーブルからエントリーを検索する処理は,一般に定数時間で済むとされている。つまり,どんなにエントリーが増えても検索の速さは変わらない,ということ。データ構造の教科書には必ず載っていることだね。 でも実際には,ハッシュの衝突が起こった場合に,速度の低下が発生する可能性がある。例えば,一般的なチェイン法(オープンハッシュ)だと,衝突したエントリーに関して線形検索を行うことになるから,衝突が多ければ多いほど,定数時間からは遠のいてしまう。 この速度低下を防ぐ方法はいろいろある。なかでも cuckoo hashing (カッコウ・ハッシング)は仕組みが面白い。こいつは,エントリーの検索を必ず定数時間で済ませてくれるという優れものなんだ。 Cuckoo hashing では,2つのハッシュ関数と,2つのテーブルを用いる。ここでは,2つのハッシュ関数をそれぞれ h1, h2 として,2つのテー

  • Code Bubbles - 統合開発環境の新しい形 - Radium Software

    Code Bubbles: Rethinking the User Interface Paradigm of Integrated Development Environments 上の動画は,ブラウン大学のAndrew Bragdon氏らによって開発された統合開発環境"Code Bubbles"のデモだ。プログラミングと統合環境に興味のある人は,とにかく一度見てみて欲しい。とてもインパクトのあるデモだ。 現行の統合開発環境は,いまだにファイル単位でのエディットを基としており,それが様々な不便を生み出している。Code Bubblesはその不便を解消するべくデザインされた,まったく新しい形の統合環境だ。バブルと呼ばれる概念を導入することによって,ソースコードのナビゲーションを,より視覚的かつインタラクティブなものへと進化させている。 残念ながら現状ではこのデモが公開されているのみで,他

    Code Bubbles - 統合開発環境の新しい形 - Radium Software
  • 火星探査機スピリットの最後 - Radium Software

    xkcd - Spirit 1月26日, NASA は数カ月間続けていた火星探査機スピリット (Spirit rover) の砂地からの救出を諦め,今後は「定点調査所」としての運用へと切り替えることを発表した。 今からちょうど6年前の火星着地以来,当初予定していた約90日間の計画を遥かに超える運用を経て,スピリットは遂に終りの場所を見つけたことになる。 人々の予想を超える発見と驚きをもたらしてくれたこの機体に対して,単なる探査機以上の愛着を感じている人は少なくないはずだ。 xkcd のマンガは,その気持ちをよく表していると思う。 スピリットによって撮影された火星地表の写真とCGモデルを合成して作られたイメージ画像。 スピリットが撮影した火星の日没。少し誇張されているものの,実際の見え方に近くなるよう着色されている。 火星のつむじ風。このつむじ風によって太陽電池パネルに積もった塵が払われたと

    火星探査機スピリットの最後 - Radium Software
    rin51
    rin51 2010/02/03
  • ロフト DS-10 プラスワン - Radium Software

    KORG DS-10 Blog - ロフト DS-10 プラスワン続報 「クラブよりも,どっちかと言えばロフトプラスワン系」と言われ続けてきた DS-10 イベントが,ついに当にロフトプラスワンへ進出!今週末 10/2 (金)に公式イベント「ロフト DS-10 プラスワン」が開催されます。僕もお呼ばれされたので,ちょこっと顔を出してくる予定です。 ここでしか聞けない話,ここでしか観れない映像など,いろいろ蔵出しされそうな雰囲気です。 DS-10 に興味がある方, KORG の機材が好きな方,佐野電磁さんの宴会トークを楽しんでみたい方など,ご都合がつけばぜひどうぞ。 この日は演奏はしませんが,いちおう DS-10 は持っていきます。データ交換などしてみたい方は,てきとうに捕まえてやってください。

    ロフト DS-10 プラスワン - Radium Software
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    rin51 2009/09/29
  • CD-ROM ドライブの独創的な使用方法 - Radium Software

    The Daily WTF: Open Sesame ある日のエマニュエル氏の職場の出来事。ドアのオートロックが故障してしまった。どうやらカードキーの読み取りがうまくいかなくなってしまったらしく,内側からは開けられるけれど,外側からは開けることができないという状態になっている。 オフィス管理者は鍵屋に即刻電話したが,その返答は「留守電は満杯です」という素っ気ないものだった。今夜は誰かが泊まって,明日の朝,内側から鍵を開ける役割にならなきゃならないかもしれない。 しかし幸運なことに,エマニュエル氏はいいアイデアを思いついた。ようは内側から解錠ボタンを押すだけの,ロボットか何かがあればいいのだ。彼はおもむろにダンボール箱をドアの前に持ってくると,その上に1台のPCを載せた。 翌朝,社員の1人がエマニュエル氏にドアを開けてくれと電話をかけてきた。エマニュエル氏はコーヒーカップをテーブルに置くと,

    CD-ROM ドライブの独創的な使用方法 - Radium Software
  • Gmail の広告封じワード - Radium Software

    Advertising Lab: Certain Words Zap Gmail Ads Gmail ではメールの内容に連動した広告が右側に表示される。試しに下のような内容のダミーメールを作ってみたところ,予想通りの広告が表示された。 これに「自殺」と二回書き込むと,広告がすべて消えてしまう。 一回だけでは効かないようだ。 他にもこの手の「広告封じワード」は存在する。例えば「詐欺」などは強力で,一回書き込むだけで広告が封じられてしまった。 これらのネガティブなキーワードは来の関連付けを相対的に弱めるような働きをもっているらしく,文の内容次第で効き方が変わったりするようだ。色々試してみると面白い。有益な使い道は思いつかないけどね。

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  • アポロ11号のソースコード - Radium Software

    Google Code Blog - Apollo 11 mission's 40th Anniversary: One large step for open source code... アポロ11号の月面着陸から40周年ということで,最近やたらとアポロ計画関連の話題を見かける。そんな中,アポロ計画にちなんだ話題として Google Code Blog に投稿されたのが上のエントリー。 Google Code 上で公開されている Virtual AGC and AGS プロジェクトの中に, NASA のハードコピーから転記された物の AGC (アポロ誘導コンピュータ)のソースコードがありますよ……とのこと。 このソースコードには,オリジナルのアセンブリコードに記されていたラベルやコメントまでしっかり転記されている。それらの記述に目を通していると,そのコードを書いた人の考えや気持ちが伝

    アポロ11号のソースコード - Radium Software
  • 近況 - Radium Software

    いつ頃まで遡ればいいんだっけ…… 神奈川県子ども会 DS-10 キャラバン! ASCII.jp: Denkitribe、佐野信義が「先生」に! ちびっこDS-10教室 小学生の子供達にシンセの使い方を教えるという,ちょっと風変わりなイベントに参加してきた。色んな所に難しさを感じたものの,ほんのちょっとの努力とサポートがあれば,決して乗り越えられない壁ではないと確信した。そして,やはり反応が良かったのは音色作りのパート。除夜の鐘企画の時にも感じたことだけれど,音色作りというのは色んな人と楽しさを共有できるものなんだなと思った。 高円寺ストリーミング・ガジェ音 高円寺ガード下大学:高円寺ストリーミング「ガジェ音」レポート これまでにも一人で Ustream などを使ったストリーミングライブを行ったことはあるけれど,今回のイベントのように複数の人が集まってイベント的に配信を行うという経験は初めて

    近況 - Radium Software
    rin51
    rin51 2009/07/10
    > 8月中旬をもって会社を退職
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