サッカー元日本代表の新町亮太郎が突然、引退の憂き目に遭い、ゼロからセカンドキャリアを構築していくTBS系のドラマ「オールドルーキー(主演・綾野剛)」が今、注目を集めている。 「サッカー選手をバカに描きすぎではないか」というネガティブな見方がある一方、「非常にリアル」と神妙な面持ちで言う元Jリーガーもいて、目下、賛否両論が渦巻いている。いずれにせよ、「アスリートの第2の人生」というのが、難しいテーマなのは間違いないだろう。 現役中からコーチングライセンスを取ったり、大学院やビジネススクールに通う「意識高い系」も年々、増えているが、選手間で再評価されつつあるのが農業だ。Jリーグ発足から30年が経過し、クラブ数が58に増加。大都市圏以外に居を構え、プレーする機会が増えれば増えるほど、近隣農家との関わりが深くなり、食への関心も高まっていく。「自分たちも農業のプラスになることはできないか」と考える選