【ニューヨーク=小谷野太郎】米半導体大手のマイクロン・テクノロジーは3日、スティーブ・アップルトン会長兼最高経営責任者(CEO)が同日朝、飛行機事故で死亡したと発表した。 51歳だった。 半導体メモリー(DRAM)世界3位で経営再建中の日本のエルピーダメモリは現在、マイクロンとの資本・業務提携に向けて協議を進めている。マイクロンの広報担当者は読売新聞の取材に対し、「エルピーダとの件はコメントできない」と話しているが、経営トップの突然の死去が今後の協議に影響する恐れもある。 米メディアによると、マイクロンの本社がある米西部アイダホ州ボイジーの空港で、アップルトン氏が操縦していた小型飛行機が墜落したという。同氏は曲芸飛行のパイロットで、2004年7月にも事故に遭っていた。