昭和シェル石油の太陽電池事業が軌道に乗ってきた。政府の再生エネルギー買い取り制度を追い風に需要が拡大。同事業を含むエネルギーソリューション部門は2013年12月期に年間で初の営業黒字を達成する可能性が高い。会社は勢いを駆って新工場の建設も視野に入れているもよう。だが、政府の補助金が途切れれば再び市況が悪化するリスクがあるだけに、市場からは「規模拡大には慎重になるべき」との指摘も出ている。「今は
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 中国メーカーの価格攻勢などにより、世界的に太陽光パネルは供給過剰に。メーカーの淘汰再編が進んでいる Photo by Naoyoshi Goto 拡大画像表示 日の丸太陽電池に生き残りの道はあるのか──。 パナソニックは世界的に厳しさを増している太陽電池の生産について、世界トップクラスの性能を目指してきた太陽電池「次世代Hit」の商品化を見送る方針を固めた。さらに最先端のマレーシア工場(年内稼働予定)などでも、今後の拡張用に検討していた投資をすべて凍結する。 「この夏はまさに修羅場だった。数百億円で次世代の生産ラインを作っても、投資回収は難しいという判断が下された」 複数のパナソニック幹部は、津賀一宏社長の体制下で、
2012年は、太陽電池向け製造装置メーカーのランキングが大きく変動しそうだ。米NPDグループ Solarbuzz社が、太陽電池向け製造装置メーカーの動向についてまとめた。
「華々しく復活せよ日本企業」の企業ケース第1回は、真空技術を核に最先端の技術を生かした、太陽電池向けの製造装置の開発・製造で知られるアルバック。技術力を売り物にする同社のユニークさは、失敗を責めずに、成功するまでやり抜く指導にある。 長期視点で従業員のアイデアを温めるからこそ、失敗が失敗に終わらない。 選択と集中をしない会社 アルバックは、1952年に若い研究者たちが故・松下幸之助氏ら6人のポケットマネーの支援を受けて立ち上げた会社で、いわばベンチャー企業のはしりである。 当時は日本の戦後復興がようやく本格化しようという時期で、真空技術が事業になるとは誰も思っていなかった。そんな時代に、日本に真空技術を根付かせ、産業に貢献しようと考えたことは、研究者、投資家双方に先見の明があったと言えるだろう。 日本真空技術株式会社という社名で真空ポンプの輸入販売からスタートした同社は、1970年代の電卓
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