英当局が一部に「馬肉100%」があったと発表したビーフラザニア=AFP時事 【ロンドン=伊東和貴】英国などのスーパーで売られているビーフバーガーやビーフラザニアの冷凍食品から相次いで馬肉の混入が見つかった。製造に携わった企業はEU(欧州連合)の数カ国に上り、欧州各国の食品業界を揺るがす事態になっている。 アイルランドの食品当局は1月15日、同国や英国の英系スーパーで販売されていたビーフバーガーから、ウマの遺伝子が検出されたと発表。英食品当局は今月7日、スウェーデンの食品会社フィンダスのビーフラザニアから、「馬肉100%」の製品が見つかったことを明らかにした。 英メディアによると、問題のラザニアはルーマニアで処理された食肉が、オランダ、キプロス、ルクセンブルク、フランスの業者を経て製品化されていた。業者が利益を上げるため、安い馬肉を混ぜたとの見方が出ている。 続きを読むこの記事の続きを