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つるまいかだ『メダリスト』が面白いです。今度、アニメ化するそうだけれど、そりゃそうだろという破格の面白さ。 メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:つるまいかだ 講談社 Amazon 現在、連載されているスポーツマンガのなかでは、ぼく的に『アオアシ』と並んでツートップですね。 アオアシ(1) (ビッグコミックス) 作者:小林有吾 小学館 Amazon このマンガ、とにかく非常に現代的な印象を受ける。 おそらく完結したら歴史的な傑作と呼ばれるようになると思うんだけれど、「メダリスト」という直球のタイトルからもわかる通り、「現代という時代で傑出するのはどういう人間なのか? どうすれば傑出することができるのか?」というテーマを扱っているように見えます。 そこがリアルタイムで連載を読んでいて、何とも痺れるポイントですね。 紛れもないスポーツマンガではあるのだけれど、ひとつスポーツマンガ
[インタビュー]ヴァナ・ディールの今後,そしてその軌跡を残していくこと。「FFXI」3代目プロデューサー・藤戸洋司氏に話を聞く ライター:内藤ハサミ 2002年5月にサービスを開始した,スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」。今年の5月16日で21周年を迎えた,7月10日には「蝕世のエンブリオ」の後日談を配信。さらにこの8月には,オフラインイベントである「ヴァナ・ディールの秘蔵展」が控えており,今なお多くのプレイヤーを楽しませている。 「FFXI」プロデューサー兼ディレクター・藤戸洋司氏 運営には大きな変化があり,2012年からプロデューサーを務めていた松井聡彦氏が3月に勇退,ディレクターであった藤戸洋司氏がプロデューサーに就任して,P/D兼任の新体制での開発・運営がスタート。運用サーバーがリプレイスされることもあり,今後もプレイヤーたちは長く安心してプレイ
Ruby 開発チームに4週間インターン生として参加いたしました、永山 (GitHub: NagayamaRyoga) です。 私は「Ruby中間表現のバイナリ出力の改善」という課題に取り組み、Railsアプリケーションのコンパイルキャッシュのサイズを70%以上削減することに成功しました。以下ではこの課題の概要とその成果について述べたいと思います。 InstructionSequenceの概要 まず、RubyVM 内で実行される命令の中間表現、InstructionSequence (以下 ISeq と省略) について簡単に説明します。 通常の Ruby プログラムは、以下のような手順で実行されます。 ソースコードを構文解析し、抽象構文木を作る。 抽象構文木をコンパイルして、ISeq を作る。 RubyVM (YARV) で ISeq を解釈し、実行する。 ISeq は、このように Ruby
rails commit log流し読み(2022/12/20) - なるようになるブログ を見ていたら、 なんとrails new 時にDockerfileが追加されるようになっていました。 rails newで新規アプリケーション作成時にDocker関連のファイル (Dockerfile、.dockerignore、bin/docker-entrypoint)を生成するよう修正しています。 なお、このDockerfileはproduction向けで、development向けの設定にはなっていません。 Dockerfile.ttを眺めてみる Dockerfile.tt nodejs nodejsはnodesourceを利用してinstallしているようです。 <% if using_node? -%> # Install JavaScript dependencies and libv
SQLite、複数クライアントからの同時書き込みを可能にする「BEGIN CONCURRENT」文を実装へ SQLiteの開発チームは、複数クライアントからの同時書き込みを可能にするBEGIN CONCURRENT文を実装していることを明らかにしました。 これまでSQLiteでは書き込みの同時実行はできず、つねに1つのクライアントだけが書き込み可能でした。 同時書き込み処理は、データベースのジャーナルモードが「wal」(Write-Ahead-log)もしくはwalを改良した「wal2」で、BEGIN CONCURRENT文を実行した場合に可能となります。 どのように同時書き込み処理が行われるのかについては、上記のWebページの説明を引用しましょう。 ロックが延期されることで同時書き込みが可能に まず、書き込み時のロックがCOMMITまで延期されることで同時書き込みが実現されると説明されて
私たちは Ruby on Rails の主要なマルチテナントライブラリ apartment を使ってサービスを提供しています。 Ruby のバージョンを 3.1 系から 3.2 系に上げたときに CSV ファイルを処理する部分でこのテナントの切り替えが意図通りに動作しませんでした。 この事象が興味深かったので共有します。 現在はこの事象に対応済で、私たちの環境は Ruby3.2 系で動作しています。 apartment ではマルチテナント対応部分をほとんど吸収してくれるので、アプリケーションのコードのほうにはあまりマルチテナント特有の処理が出てこず、個別処理のコードに集中できるメリットがあります。 事象が発生したコードは以下のような形式でした。 CSV.parse(filename, headers: true, header_converters: ->(header) { curren
エンジニアの宮原です。 今回はGoでスタックトレースを取得するライブラリ選定についての記事です。 この記事は 【Gophers Talk】スポンサー4社による合同LT & カンファレンス感想戦で発表したものです。 発表スライドはこちらから確認できます。 この記事の目的 この記事ではpkg/errorsからの移行先を探すための参考情報を提供することを目的とします。 Goのエラーハンドリングのやり方等についてこの記事では触れないこととします。 pkg/errors とはなにか pkg/errorsとは、githubのREADMEを引用すると Package errors provides simple error handling primitives. とあり、直訳すると、「エラーハンドリングの基礎を提供するパッケージ」となります。 pkg/errorsを利用することで、Go本体にはないスタ
作業そのものもさることながら、BSやらPLやら、NCやらAROやら、専門用語をさも当たり前のように言われるのには辟易したよ。こっちも対抗上、「HCG」とか「抜きゲ」とか言ってやろうかしらと(爆) デューデリジェンスとは DD(デューデリジェンス)っていうのは株式譲渡(M&A)に先立って、その企業の法務、財務、労務など、様々な観点からしっかり事前調査をして、その会社に問題がないかどうかをはっきりさせる作業なんだけど、それがまぁ全体で数百もの質問項目があって、それにそれぞれ資料添付したりして、きちんと回答しなければいけないってやつなんだ。 なんせこっちは70名足らずの会社だし、それを担当できる人間も限られてる。 そこへ世界4大会計監査会社やら、世界有数の法律事務所やらがよってたかって質問攻めに来たもんだから、悪戦苦闘してしまったよ。 まぁなんだな、世界一の会社に株式譲渡するって事はこういうこと
こんにちは。motemen(id:motemen)と申します。現在、株式会社はてなでCTOとして開発組織や技術方針のマネジメントに携わっています。新卒ではてなに入社してから、気づけば15年が過ぎていました。今回「Findy Engineer Lab」で寄稿の機会をいただきましたので、自分のキャリアを簡単にふり返ってみたいと思います。 プログラミングの初期衝動 あらゆるウェブページをハックできる、JavaScriptの全能感 プログラマからソフトウェアエンジニアになっていく コードで自分が評価されることの恐ろしさを知った 「話すことが得意ではない」自分がマネジメントの道へ チーフ、そしてCTO 人生yak shaving プログラミングの初期衝動 初めてプログラミングに触れたのは小学生の頃でした。家に、親が仕事で使っていたパソコン(PC-9801)があったので、それに本屋で買ったムック本につ
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米Microsoftや香港浸会大学に所属する研究者らが発表した論文「WizardCoder: Empowering Code Large Language Models with Evol-Instruct」は、米Hugging Faceが5月に発表したCode LLM(コーディング専用大規模言語モデル)「StarCoder」を軽量で高精度に強化する手法を提案した研究報告である。リポジトリはこちら。 コード生成に関連する課題に取り組むため、多数のCode LLMが提案されている。これらのCode LLMは、大量のコードデータを使用して事前学
カメラ好き機械学習エンジニアの@yktm31です。 先日7/21(金)に、ChatGPTの新機能「Custom Instructions」が発表されました。 openai.com 今回、その新機能を試してみたいと思います。 目次 概要 Custom Instructionsの設定項目 実際に使ってみた 機能を有効化する 条件を与えて出力させる まとめ 概要 Custom Instructionsは、ChatGPTに事前情報として文脈や制約を教えることができる機能です。 ChatGPTから期待する回答を得るには、文脈や制約を与えることが重要になってきます。 そのため、プロンプトを以下のような形で与えることがよくあります。 あなたはPythonのエキスパートです。 以下の条件を元に、AWS Lambdaのコードを出力してください。 # 仕様 # 利用フレームワーク # 補足 これを共通的に設定
typescript-eslint v6 リリース! 2023/07/10 に typescript-eslint の v6 がリリースされました。 メジャーバージョンアップということで多くの BreakingChange があるのですが、その中でもReworked Configuration Namesと呼ばれる変更は利用者に大きな影響を与えそうです。 Reworked Configuration Namesはざっくり言うと「config に書くrecommendedのようなルールセットの名前や枠組みが変わるよ」という変更です。 ルールセットの名前だけでなく、含まれるルールや分類自体に変更があるので、設定ファイルを v5 のままアップデートしてしまうと意図したルールセットと異なる設定になってしまいます。 ここでは上記の記事にある変更点を紹介しつつ、なるべく既存の設定のままアップデートする
はじめに 2023年8月9日(日本の場合)Go1.21がリリースされました🎉。Go1.21ではさまざまな変更点や追加機能が加わります。その中でもGo標準ライブラリに導入される構造化ロギングパッケージlog/slog(以下、slog)を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか? 本稿では、slogを実際に触りつつ、機能の解説をしていきます。 TL;DR 本稿の概要をスライドにもまとめているので、ご参考にして下さい。 従来のlogパッケージについて slogの説明に入る前に、Go標準のlogパッケージについて簡単に紹介する。logパッケージを用いると、 io.Writer インターフェースを実装する任意の型にログメッセージを書き込むことができる。しかし以下のような制限があった。 ログレベルをサポートしていない ログレベルはほとんどのログパッケージの定番機能の一つだが、logパッケージには
Go1.21 が 2023年8月9日(JST) にリリースされ、そのリリースノートやブログが公開されています。この記事では前回の Go1.20 New Features に引き続き、Go1.21 の新機能の中から気になった機能を解説していきます。 spec Go1.20 までは、メジャーリリースの一番最初のバージョンの末尾にパッチバージョンが付いておらず、次のバージョンからはパッチバージョンが付くようになっていました。 例えば Go1.20 の最初のバージョンは go1.20 で、次のバージョンからは go1.20.1, go1.20.2, ... のようにパッチバージョンがついていました。 Go1.21 からは、一番最初のバージョンが go1.21.0 のようにパッチバージョンの .0 が付くようになります。 import している package を初期化する順序が Spec に明記さ
ホットな話題に乗っかって、私がSpotBugsというJava向け静的解析ツールのOSS開発から手を引いた理由をまとめてみます。 自分がJavaを使わなくなった 先のブログでも指摘されている通りで、自分がそのソフトウェアを必要としなくなったというのは大きな理由になりました。Kotlinに乗り換えたことでJavaを書く機会がなくなり、Kotlinが生成したclassファイルの解析はSpotBugsには向かなかったので、SpotBugsを使わなくなりました。 SpotBugsにKotlin対応させることは技術的には可能ですが、ソースコードも考慮して解析できるdetekt(ktlint, diktat)がある世界でわざわざやることではないという感想です。 リターンが無かった 自分が使わないツールのメンテナンスを継続するには、やはりある程度の見返りを求めたいというのが自分の気持ちとしてありました。G
今年4月から5月にかけて、全4話で配信されたWebアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP(以下、ROAD TO THE TOP)』。ナリタトップロード、アドマイヤベガ、テイエムオペラオーによるライバル対決を描き、多くのトレーナーを熱狂させた物語はどのように生まれたのか? Cygames開発スタッフのコンテンツディレクターとシナリオディレクターへのインタビューを、全3回にわたってお届けする。 ――まず、『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』のプロジェクトや『ROAD TO THE TOP』において、どのような業務を担当しているのかを教えてください。 Cygamesコンテンツディレクター(以下、コンテンツD) 『ウマ娘』のコンテンツディレクターとして、ゲームの開発や運用に加えて、アニメ、コミックなどのクロスメディアの企画、制作、監修などを行っています。 Cy
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