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ブックマーク / kipuka.blog70.fc2.com (3)

  • 早川由紀夫の火山ブログ 人間は月に行ってない 大学生の7割

    勤務先の教育学部で、必修授業「子どもと世界」を分担しています。1年生220人を前期110人、後期110人に分割して授業します。私の担当は、前期1回、後期1回です。 今年から内容を「子どもと科学 疑似科学を信じるこころ」に変更して、きょう授業しました。90分授業の前半で、まずアポロ計画を2枚のスライドで次のように説明しました。 アポロ計画 • 1969年7月、アポロ11号は月の「静かの海」に着陸した。その後1972年までに、5回にわたって宇宙飛行士が月に降り立ち、科学的調査や試料採集をした。 • しかし、これはフィクションなのではないかとする意見がある。 状況証拠 • 40年前に行ったきり、その後行ってないのはおかしい。そんな昔に、そんな高度な技術があったとは考えにくい。 • 当時は、東西冷戦だった。アメリカには、みずからの技術力をソ連にみせつけたい動機があった。 • ハリウッドで撮影したの

    type-100
    type-100 2010/07/13
    30分かけて月に行ってない証拠を見た直後に意見を書かせれば、当然じゃないかなぁ。「それでも月に行った」というには予備知識を持ってないといけないし、この授業はそういうもんだと空気を読んだ学生もいるかも。
  • 早川由紀夫の火山ブログ ニセ科学にどう向き合うべきか 火山防災の目から考える

    ビタミンKを投与しなかった乳児が死亡したニュースに接して、ツイッターできのう考えました。加筆しつつまとめます。 私の基的立場は、「安全は保証されていない」です。命を絶たれるリスクを負いながら毎日毎日を積み重ねています。そういう目からすると、ビタミンKを投与しないことによる乳児死亡のリスク1/2000はそれほど大きくない。もちろん費用が小さいから対応するリスクではあるが、他に優先する何かを持っている人がそれに対応しない自由も認めたい。 「(砂糖玉がビタミンKと同じ役割をすると考えるのは)科学的に間違っている」は、どしどし言ってください。「だから信じるなとか、だから使うな」までは、言わないでください。意見陳述はよいが、指図は控えてほしいというのが私の立場です。 この立場を私がとるに至った背景には、火山災害時の避難行動をよく考えたことがあります。災害対策基法の60条と63条、すなわち避難勧告

    type-100
    type-100 2010/07/12
    死を覚悟した人間が集まる軍隊でさえ、出来る限り友軍は助ける。国家というのは死人が出る可能性を知らんぷりできるようにはできてないんだよ。国家はできる限り国民の生命を守るというのは重要な社会契約。
  • 早川由紀夫の火山ブログ ニセ科学を批判すること

    ニセ科学とは ニセ科学という語を以後使うなというわけではないが、それが論理的考察に耐える概念ではないことを知るべきである。提唱者とされる菊池誠さんは、ニセ科学を定義しないと述べている。定義のない概念は論理的考察で使えない。 定義がないのだから、特定の事例がニセ科学かそうでないかを問うても無意味だ。意味があるのは、特定の事例が社会的批判を向けるべき対象かそうでないかの問いである。 ただしニセ科学批判者のなかには、ニセ科学の定義を試みるひともいる。その定義は「科学を装うが科学でないもの」とされることが多い。しかし、科学でないものと定義はしてはいるが、実際のニセ科学批判者の多くは、間違いとされた科学をもニセ科学に含めている。 あるひとは、間違いとされた科学をいつまでも正しいと主張し続ける行為に注目する。おかしなことだと私は感じるのだが、学説自体ではなくそれを主張する行為をニセ科学と呼ぶのだという

    type-100
    type-100 2010/06/16
    ニセ科学の定義についてコンセンサスが取れないように、科学の定義についてもコンセンサスが取れないよ。しかし科学の定義について哲学者がどう理屈をこねたところで、科学者は科学という営みを続けられるんだよ。
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