経路ミスなどの問題が続出している川崎市バスをめぐり、市長から「ミスが続くなら民間移管」という穏やかではない言葉が飛び出した。この言葉の「本気度」は不明だが、ここ半年ほど、様々な改善策を講じているにもかかわらず、いっこうに状況が改善されない。市議会でもたびたび問題にされており、ついにバス事業に「イエローカード」を突きつけた形だ。 市長も「責任負えない状態になる可能性」に言及 川崎市バスでは10年度に入ってから、経路ミスなどの運行ミスが相次いでおり、その件数は2010年6月から12月6日までに48件にのぼっている。阿部孝夫市長は12月6日に行った定例会見の中で、 「あれだけミスが続くと、市長として責任を負えないという状態になる可能性もある」 「ミスが続くようならば、民間移管も考えなければならない」 などと異例の苦言を呈した。もっとも、「もうちょっと注意すれば(ミスを)防げるのでは」と述べており