[東京 16日 ロイター] 東京外為市場午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から下落し、85円前半で推移している。輸出企業の売りなどで85円後半を維持できずに緩やかに下落した。 ただ、大規模介入のあとだけに警戒感がくすぶっており、下攻めには慎重だったことから85円前半では下げ渋った。市場では、きょう米議会の公聴会で証言するガイトナー米財務長官をはじめ米政府が介入を黙認するかどうかを見極めたいとの声が多い。 日本の大規模な為替介入を受けて、ドル/円は海外市場で85.78円まで上値を伸ばしたが、東京市場での取引が活発化するにつれて上値が重くなった。これまで売り遅れていた輸出企業のドル売りが持ち込まれたほか、介入懸念が乏しい分売りやすいというクロス円の売りもドル/円の上値を押さえた。 ただ、当局の大規模介入を経験したあとだけに警戒感はくすぶっており「下値を攻めるというムードでもな